映画の興行収入を、初週成績または前売り成績から予測するサイトツールです。
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興行収入 予測計算ツールの概要
映画の興行収入を予測したいとき、ある程度の経験則に基づいて、初週成績などから、予測を立てることができます。このシミュレーターは、以下の2つの方法で興行収入を予測できます。
- 初週成績からの予測
実際の初週の興行収入データを入力し、そこから毎週の売上の減少率(減衰率)を設定して、公開期間内の興行収入推移と累計を予測します。 - 前売り情報からの予測
前売りチケットの売上データと「初週興収推定係数(K)」を使って初週の興行収入を推定し、そこから減衰率を適用して累計興収を予測します。
興行収入 予測計算ツールの使い方
1. モード選択
画面上部のラジオボタンで「初週成績から予測」か「前売り情報から予測」かを選びます。選択によって入力フォームが切り替わります。
2. パラメータ入力
- 初週成績モードでは、
- 「初週興行収入」:初週の実績(億円単位)を入力
- 「減衰率」:週ごとの売上減少率(0.1~0.99で設定)
- 「公開週数」:何週間公開を想定するか
- 前売り情報モードでは、
- 「前売り売上」:前売り券売上額(億円単位)
- 「初週興収推定係数K」:前売り売上から初週興行収入を推定するための係数(1~10の範囲で調整)
- 「減衰率」
- 「公開週数」
3. 予測開始ボタン
入力後に「予測開始」ボタンを押すと、週ごとの興行収入推移を棒グラフで表示し、公開期間中の累計興収も計算して表示します。
グラフ表示
週ごとの興行収入はキャンバス上に棒グラフで表されます。
- X軸:週数
- Y軸:億円単位の売上
- 棒の高さが週ごとの売上の目安となり、売上の減少具合が視覚的に分かります。
減衰率の意味と類型
減衰率は「興行収入が週ごとにどれだけ減っていくか」を表す重要なパラメータです。減衰率によって映画のヒット傾向をおおまかに分類できます。
- ロングラン型(0.85以上)
減少が緩やかで、興収が長期間にわたり持続する。 - 中庸型(0.7〜0.85未満)
典型的な減衰。初週から順調に減少するが、一定の持続力あり。 - 急減型(0.5〜0.7未満)
初週がピークで急速に観客数が減少する。 - 爆発的ヒット型(0.5未満)
非常に急激に減衰し、短期間で売上が落ちる。
シミュレーターでは、選んだ減衰率に応じてこうした説明を画面下部に表示します。
利用シーン
- 映画のマーケティングプラン策定時のシミュレーション
- 前売り券販売の効果を踏まえた興行収入の推定
- 映画公開後の売上動向の予測・分析
- 興行収入モデルの学習や研究のための簡易ツール
まとめ
- 初週成績または前売り情報から興行収入を簡単に予測できる
- 減衰率の設定により、興行収入の減少傾向を直感的に把握可能
- 公開週数を指定して、累計興収を計算・表示できる
- 棒グラフで週ごとの興収推移を視覚的に確認できる
- 映画のマーケティングや売上予測、分析に役立つツール
- 今後は機能拡張やより複雑なモデルにも対応可能
この「興行収入予測シミュレーター」は、単純な計算モデルながら実務に役立つ視覚的かつ操作性の高いツールです。
パラメータの調整で様々なケースをシミュレーション可能なので、興行収入の推測や戦略立案にぜひ活用してください。