Boidのシミュレーションをブラウザ上で実行し、群れの動きが観察できるサイトツールです。動きのアルゴリズムのオンオフもできます。
上の埋め込み内でも使えますが、うまく動かない・大きなページで使いたいというときは、元のBoidシミュレーションページへ(新しいタブで開きます)。
Boidとは?
Boid(ボイド、Boidsと書かれることもある)は、鳥や魚の群れのような自然な集団行動をシミュレートするプログラムモデルです。
1986年にCraig Reynoldsによって考案され、シンプルなルールの組み合わせだけで複雑な挙動を再現できることから、アニメーションやゲーム、人工知能の分野でも応用されています。
Boidの動作には、次の3つの基本ルールがあります。
- 分離(Separation):他の個体と近づきすぎないように距離を取る
- 整列(Alignment):周囲の個体の進行方向と速度を合わせる
- 結合(Cohesion):周囲の個体の中心に向かって近づく
これらのルールがバランスよく働くことで、Boidは群れとして滑らかに移動し、まるで生き物のような動きを見せます。
このツールの使い方
このツールは、ブラウザ上で動作するシンプルかつカラフルなBoidsシミュレーションです。マウス操作とチェックボックスを使って、群れの動きを自由に観察・調整できます。
🖱 マウス操作でBoidを誘導
マウスを動かすと、すべてのBoidがその方向に向かって飛んできます。まるでプレイヤーが群れのリーダーになったかのように操作できます。
🖱 クリックでBoidを追加
画面上をクリックすると、新しいBoidがランダムな位置に追加されます。Boidの数が増えると、群れの動きがよりダイナミックに変化します。
✅ ルールを自由に切り替え可能
画面左上には3つのチェックボックスがあります:
- 「分離(Separation)」:Boid同士が重ならないように避け合う
- 「整列(Alignment)」:進行方向を周囲に合わせる
- 「結合(Cohesion)」:仲間とまとまりのある群れを作る
これらのチェックをオン・オフすることで、動作の違いを視覚的に比較できます。
たとえば、分離だけを無効にするとBoid同士が密集してしまい、自然さが失われます。一方で、整列や結合をオフにすることで、個々がややバラバラに動くようになります。
ルールの組み合わせによって、さまざまな動き方を観察できるのがこのツールの魅力です。
まとめ
- Boidとは「分離・整列・結合」の3ルールに従って動く群れのシミュレーションモデル
- このツールでは、マウスで方向を誘導し、クリックでBoidを追加できる
- 分離・整列・結合の各ルールはチェックボックスでオンオフ可能
- 群れの動きを視覚的に観察しながら、アルゴリズムの影響を体験できる
インタラクティブに「群れの動き」を学びたい方にとって、このツールはシンプルながらとても有効な教材になります。
ぜひ自分だけのBoidsワールドを試してみてください!