スライドパズルの解き方の続編として、3×3の解き方のコツを解説していきます。また、必勝法についても載せています。これを知れば、3×3でどんなスライドパズルが出てもすぐにクリアできます。
3×3のスライドパズル
縦横3マス、合計9マスのスライドパズルは、例えば以下のページで遊ぶことができます。
縦横3マスのスライドパズルは、直観的には、マスの個数が少ないので、縦横4マスのパズルよりも簡単にみえます。
しかし、その分動かす余地が少ない、ということでもあるので、油断するとなかなか揃えにくいな、という結果になることもしばしばあります。
必勝法を早く知りたい方はコツは読み飛ばして下のほうへ進んでください。
3×3スライドパズル解き方のコツ
3×3のスライドパズルの解き方の簡単なコツは以下のようになります。コツをつかめば、縦横4マスのものよりも短時間で解くことが可能になるでしょう。
空白のマスから遠いところから揃えていく
スライドパズルは、サイズによらず空白のマスから遠いところから揃えていくのが定石ということが知られています。
なぜなら、後半で空欄から遠いところををそろえようとすると、空欄をそこまで移動する手間が必要になるからですね。
反対に空欄に近いところが残っていれば、空欄の周囲との入れ換えは簡単にできます。
以下の図では、右下が空白というのがわかっている状態で解説しています。
序盤の揃え方
序盤は、一番上の横1列をそろえることを目標にします。
これは4×4のパズルと同じで、2枚目と3枚目がそろえにくい時は、1の横に3を置き、その下に2枚目を置く、という形を作ります。
そのあと、3をずらして空いたところに2枚目を滑り込ませると、123の並びが完成します。
終盤の揃え方と必勝法
3×3では、序盤が終わったら終盤の動作に移行します。
2列目と3列目をある程度整理すると、どことどこを入れ替えればよいのかがおおよそ目星がつきます。
この状態で、図のように一マスずつずらし、空白の周囲のピースを混ぜ合わせる、という動作を行います。
混ぜ終わったら、ずらしたマスを逆向きに一マスずつ元の位置に戻します。
こうして下の方を整えていくと、図のようにパズルが完成しました。
この方法でうまくいかないときは混ぜる動作をもう一度やってみましょう。
基本的に数度混ぜれば揃うはずなので、これが3×3のスライドパズルのコツとなります。
3×3スライドパズル解き方の必勝法
上のコツをやってみて、「一つずつスライドして必要な移動をし、元に戻す」という感覚をつかめたのではないでしょうか。
つづいて、どんなスライドパズルでも解ける必勝法を解説していきます。じつは、一定のルールを知っておけば適当にぐるぐる回すだけでもそろえることができます。
ここでは番号付きのスライドパズルで解説していきます。このパズルはこちらのページでできます。
必勝法の序盤:1,2,3の完成
序盤では、1,2,3を番号順に並べるのが先決です。
まず、1と2をそろえるのは、ピースを正しい位置に近づけていくことによって誰でもできると思います。
なぜかというと最低でも3の位置の空きを利用すれば、そこに邪魔なピースを逃がすことによって、1と2が入る部分を確保できるからです。
少し難しいのは3をどう入れるかでしょう。
これにはまず、下の2列を回して3を中央に持ってきます。
つぎに、穴の位置からずらしていって1と2を一度左回りにひとつずらすことで、3を2の位置に入れます。
そのあと、穴に邪魔なピースをよせ、一つずつ戻すことによって、1列目が完成します。
必勝法の中盤:4と7をたてに並べる
中盤は2列目をそろえるかと思いきや、実は縦の列に注目します。また、完成した1列目を一切動かす必要はありません。
縦の左の列に、4と7を並べることが目標です。
ここでの必勝法は、まずは図のようにした2列を回して7を4の位置に持ってきます。
そのあと、残りを回してと4を隣に持ってきます。
こうすると、左回りに回転させれば7が所定の位置に置けて、直後に4を正しい位置に入れることができます。
逆に、4から入れてしまうと、むしろうまくそろえることができません。
必勝法の終盤:残りを回して完成!
ここまでくればもう完成は近いです。
残りは5,6,8の3ピースですが、これは完成した部分を一切動かすことなく、残った部分をぐるぐると回していけば、どこかで必ずすべてがそろいます。(ここで回して順序が逆になってしまうということは数学的にあり得ません。)
これで必勝法によるスライドパズルが完成しました。この方法は慣れれば1分でどんな3×3のスライドパズルでも解くことができます。
まとめ
- 3×3のスライドパズルは、コツを覚えれば4×4よりは簡単にそろえることができる。
- 序盤はひとまず1列をそろえるのがコツ。
- 終盤は、人マスずつずらして混ぜ合わせる、という操作をすると、ずらしたものを戻した時にパズル全体が完成しやすい。
最初は迂回できる場所が少ないので難しく感じたのですが、コツをつかんだことでできるようになりました。空白から遠いところからそろえていくのが意外と重要です。