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やり投げは陸上競技で行われる代表的な投擲種目の一つです。ここでは、やり投げの世界記録をランキング形式でまとめてみました。男子だけではなく女子についてもまとめています。
さっそく、やり投げの男子の世界記録ランキングを見ていきましょう。
1位は98m48で、ヤン・ゼレズニー選手が達成したものです。
彼はチェコ代表のやり投げの選手です。この記録は1996年5月25日に達成されました。
このことからもわかりますが、いまだに100メートルの記録をやり投げで出せている選手は存在しません。
また、この記録は20年以上破られていない記録であることもわかります。
2位は97m76で、ヨハネス・フェッター選手が達成したものです。
彼はドイツ代表のやり投げの選手です。この記録は2020年9月6日に達成されました。
3位は93m90で、トーマス・レーラー選手が達成したものです。
彼もまたドイツ代表のやり投げの選手であり、この記録は2017年5月5日に達成されました。
やり投げの男子の世界記録を見ると、ドイツ代表の活躍が目立ちます。
女子の記録についてもランキング形式で見ていきます。
1位は72m28で、バルボラ・シュポタコバ選手が達成したものです。
彼女はチェコ代表のやり投げの選手で、この記録は2008年9月13日に達成されました。
男女ともにチェコの代表が世界記録を保持しているので、やり投げではチェコ勢が強いのかもしれませんね。
2位は71m70で、オスレイディス・メネンデス選手が達成したものです。
彼女はキューバ代表のやり投げの選手で、この記録は2005年8月14日に達成されました。
3位は71m40で、マリア・アンドレイチクが達成したものです。
彼女はポーランド代表のやり投げの選手で、 この記録は2021年5月9日に達成されました。
やり投げの世界記録には、「幻の世界記録」と呼ばれているものが存在します。
これは、投げるやりの規格が変更されたことによって、それ以前の記録が公式記録ではなくなったためにおこりました。
具体的にはやりの重心の位置が変更されるルール改正により、男子は1986年、女子は1999年以降の記録が公認記録となることに変更されたというものです。
意外と最近の変更であることがわかります。
この幻の世界記録とは、1984年に東ドイツのウベ・ホーンが達成したもので、人類初の100mを超える記録となった104.80mという驚異的な記録です。
この記録の前の世界記録は(古い規格のやりで)99メートルだったので、最初かつ唯一の100メートル越えであることがわかります。
ウベ・ホーン選手は、規格が変更されて以降もやり投げには挑戦し続けますが、新しいやりではうまく感覚がつかめなかったのか、以前よりも良い成績を出すことができなくなってしまった、という後日談があります。
また、女子でもこの影響は出ており、もともと女子の世界記録はは1988年東ドイツのペトラ・マイヤー=フェルケが投げた80.00mでしたが、こちらも公式記録ではなくなっています。
規格の変更によって世界記録が公式ではなくなるというのは珍しいパターンのような気がします。