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プロ野球の世界では、666(6-6-6)という言葉が使われることがあります。これは3年連続最下位という意味ですが、どのくらい実例があるのでしょうか。ここでは、日本や世界での666の実例をまとめてみました。
野球の世界で666(ハイフンを入れて6-6-6とも表記される)とは、一つのチームが三年連続で最下位という結果に終わったことを表す言葉です。
ろくろくろく、という読み方のほかに、トリプルシックス(3連続の6位という意味)、という呼ばれ方もあります。
野球のリーグは6チームが一つのリーグに存在することから、最下位が6位になるので、それを3つ並べると666になるという成り立ちです。
単に三年連続最下位と書くよりも言いやすく、また「悪魔の数字」的な面白さもあることから定着した言葉であると考えられます。
特に、「同一監督による三年連続最下位」または「新人監督による三年連続最下位」というニュアンスが強いです。
以下では、日本と世界(メジャーリーグ)で起こった三年連続最下位の実例を見ていきます。
まずは、日本プロ野球(NPB)での666、つまり3年連続最下位を見ていきましょう。
近鉄パールス(現在のオリックス・バファローズの前身球団)は1950年から1952年の間に同一監督による3年連続最下位を記録しています。
この時の監督は藤田省三監督です。
大洋ホエールズ(現在の横浜DeNAベイスターズの前身球団)は1956年から1958年の間に同一監督による3年連続最下位を経験しています。
この時の監督は迫畑正巳監督です。
さらに、この前後も最下位が続き、最終的にはチームとして6年連続の最下位という結果に終わっています。
この連続最下位記録は今のところ日本記録になっています。
西鉄ライオンズ(現在の西武ライオンズの前身球団)は1970年から1972年の間に同一監督による3年連続最下位を記録しています。
この時の監督は稲尾和久監督です。
1970年には黒い霧事件が発覚し、西鉄の選手も複数人が追放されているので、戦力の大幅ダウンを招きました。
これが三年連続最下位の要因になったともいえそうです。
阪神タイガースは1999年から2001年の間に同一監督による3年連続最下位を記録しています。
この時の監督は野村克也監督です。
3年目に監督を退任することになりましたが、この退任は連続最下位というよりも夫人の起こしたスキャンダルの責任を取ってのものという意味合いも強かったようです。
それがなければこの翌年も監督をしていた可能性もあります。
中日ドラゴンズは2022年から2024年の間に同一監督による3年連続最下位を記録しています。
この時の監督は立浪和義監督です。
最終的には、成績不振の責任を取る形で辞意を表明しています。
メジャーリーグでも3年連続最下位は発生しています。
ただしメジャーリーグでは、リーグの編成チーム数が6チームではない場合もあるため、最下位が6位ではない、すなわち666にはならないという場合もあります。
オークランド・アスレチックスは1915年から1917年の間に同一監督による3年連続最下位を記録しています。
この時の監督はコニー・マック監督です。
この時代はアメリカン・リーグは8チーム構成だったので、666ではなく888ということになります。
この監督はこの前後で50年以上にもわたって指揮をとり続けるという息の長い活動をしました。
それだけ長いと低迷期も経験するものだということがわかります。
ワシントン・ナショナルズは2020年から2022年の間に同一監督による3年連続最下位を記録しています。
この時の監督はデーブ・マルティネス監督です。
現在のナショナル・リーグは5チームで構成されているため、666ではなく555ということになります。
メジャーリーグでは同一監督による連続最下位があっても指揮をとり続ける事例が意外と多いことがわかります。