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アメコミの有名なチームのひとつに、映画化もされたX-menがあげられるが、この元ネタとも解釈できるような歴史は実際にもあった。それがアメリカとソヴィエト連邦の軍事研究の一環だった。その歴史を解説する。
1960年にアメリカにて出版された「魔術師の朝」という本が、アメリカが潜水艦を使った実験で投資に成功したそいう描写がされており、ソ連がこれに危機感を感じて軍事研究を始めたのが発端である。
しかし、この本はまったくのフィクションで、アメリカにそのような実験事実はなかった。
スターリンはこれを真に受けて、自分の国でも超能力を開発することを決めた。レニングラード大学に超能力の研究所を設立し、国中から候補者が集まり、当市などの訓練を受けたとされる。
このなかには、実際に能力を開花させて実力を伸ばしていった人がいたらしいというから驚きである。
この時期のソ連の有名な超能力研究者にはヴォルフ・メッシングがいた。スターリンの前で超能力実験を成功させ、第二次大戦中には予言を任せられたとも言われている。
これらの実験は1970年代ころに西側諸国のジャーナリストなどによって西側諸国、特にアメリカに衝撃を与えた。
ソ連の成果を真に受けたアメリカもこれにあせり、スターゲイト・プロジェクトという超能力開発計画を開始した。アメリカは遠隔透視に力を入れ、敵国の秘密文書を透視しようとした。
敵の基地に意識を飛ばして、潜水艦などのスケッチをさせる実験では、7割ほどの成功を収めたというからこれも驚きである。
結局のところ、ソ連もアメリカも予算以上に明確な超能力の活用用途を実現できず、もともとの目標であった超能力で敵の軍事機密を盗み見たり、攻撃に使ったり、ということはできなかった。
このあと、1995年にアメリカは超能力研究への予算を打ち切り、研究を中止する。
女性のテレキネシスの使い手としての能力があったとされているのがニーナ・クラジナである。
ニーナはレニングラード大学の超能力研究のプログラムによって念力の開発をうけ、これによりカエルの心臓を見つめただけで止める、とういことまで成功したとされる。
また、触れずに物体をうごかしたり、浮かせたりということができたとされる。
白黒の映像なので詳細はわかりにくいが、そのぶんわりとトリックなどを仕込みやすいともいえる。この映像のテーブルの上の物体を動かすのは、テーブルに同化しやすい色の糸(テグス)などを物体とひざなどに取り付けてつないでおき、手をそれっぽく動かして視線誘導をしておいて、物体を足で手前に引っ張る、などといったトリックが考えられる。