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隠しコマンドはGoogleのものが有名ですが、Wikipedia(ウィキペディア)にも、隠しコマンドやゲームといったイースターエッグのような要素が存在します。ここでは、それらをまとめてみました。また、ロゴの秘密についても解説しています。
ウィキペディアは基本的には、イースターエッグなどのお遊び要素とは無縁のおカタい印象のサイト・サービスという印象です。
実際その通りで、隠しコマンドや隠しゲームといったイースターエッグはめったにありません。
しかし、ページによってはイースターエッグな事例がみられることもあります。
ここでは、隠しコマンドやイースターエッグ的な要素をまとめました。
英語版ウィキペディアで「easter egg(media)」で調べてみましょう。
英語版のウィキペディアには画像にイースターエッグが仕込まれています。
この絵画には、一か所、置くとカーソルが変わってメッセージが登場する箇所があります。まずはいろいろな場所にカーソルを置いて探してみましょう。(ここには同じ図版を載せているだけで、遊べません。)
答えは、右下のハリネズミのところです。マウスオンにしておくと、「僕はハリネズミだよ、卵じゃないよ!」というメッセージが表示されます。
また、ハリネズミをクリックするとイースターで使われる(本家の)イースターエッグの画像が表示されます。
これは文字通りイースターエッグの例示として作られたものなので、イースターエッグになっているのも納得という感じです。
つづいて、英語版でステガノグラフィー「steganography」と検索してみましょう。
ページの途中に、音声ファイルがあります。これは、実は文字をサウンドに変換したものが収録されています。聞いてみると、奇妙な音が聞こえます。
隠された文字の画像が横に乗っているので答えは明示されていますが、音声ファイルをソフトウェアで読み込み、縦軸に周波数、横軸に時間でグラフを描くと、「Wikipedia」と表示されます。
つづいて、「peg solitaire」を調べてみましょう。
なんと、このページでは、ペグソリティアで遊ぶことができます。
記事の途中にあるソリティアの初期配置の図版をクリックすると、インタラクティブなファイルになっています。
一か所だけ駒を動かせるので、動かしながら解いていきましょう。動かせる駒にマウスオンすると矢印が出ます。
ただし、これは最適解を教えるための図版なので、回答の方法は一本道で、好きに遊ぶということはできません。
他にも、隠し要素といえるものはあります。
誰もが知っている有名なウィキペディアのロゴですが、いくつか由来があります。
まず、ピースに刻まれている文字ですが、これは球形のパズルに各国の「ウィ」に相当する単語が一文字乗っています。
各国のウィキペディアの表記を見ると、その一文字目になっていることがわかります。
また、なぜパズルが完成されていないのか、にもメッセージがあり、これはウィキペディアが、「常に最新の情報に合わせて更新され続ける存在である」、という意味だそうです。
これは最近なくなってしまった要素なようですが、少し前までは、ページの下部の「最終更新日」のところの色が変わるという要素がありました。
これは、更新が2時間前など数時間しかたっていないとき、日時の表記の部分が緑色にハイライトがつく、という仕様が見られました。
割とすぐ(1日以上たつとか)にハイライトは消えてしまうので、ページを閲覧した時にこのカラーチェンジがされていると、若干ラッキーな気分になれました。
さすがに、本格的にお遊び要素が実装されることはないとは思いますが、コンテンツの内容などで面白いものがあったら追加していく予定です。