中国ではファイヤーウォールによって、ネット検閲がされていることはよく知られています。ここでは、ファイヤーウォールを回避する方法を紹介していきます。出張や留学に便利です。もちろん、安全な方法です。
また、VPNの歴史についても年表で解説しています。
VPNで回避
ファイヤーウォール回避の定番中の定番といえばこの方法です。VPN(Viurtual Private Network)という技術を使って、検閲のかかっていないネットワークを経由して、所望のサイトなどにアクセスする方法です。中国に特化していて、もちろん海外で使えるサービスが下の「スイカVPN」です。

スイカVPNの特徴
中国のVPNの規制の仕組みでは、プロトコルとしてL2TP、IPSec、PPTP方式を採用している通信方式を規制していると言われています。
スイカVPNでは、IKEv2、Shadowsocksなど上にあげたものに該当しない接続方式で通信を行っているので、中国でも使うことができるようになっています。

この方式で、これらのWebサービスがすべて使えます。

他の回避方法は?
中国の人民もさるもので、昔伝え聞いた話では、検閲されて見られない動画などはUSBに入れて、人同士が直接渡して回覧することで、見ていることが多いそうです。
グレートファイヤーウォールの歴史
1997年:インターネットの使用を制御するための初期措置を講じました
2003年:この年から、大規模な監視および検閲システムであるゴールデンシールドプロジェクト(金盾)を開始。中国のファイヤーウォールの構築が始まる。
2006年5月:中国から日本国内のPOP3サーバーへの接続の遮断が行われ、電子メールを受信することができなくなり、各企業などにも影響が出た。
2010:グーグルが中国から撤退。これは「情報にいつでもどこでもアクセスできる」というグーグルの理念を守れないと判断したため撤退の判断をしたということである。
2018年前後には、一部のVPNのプロトコルが正常に動作しなくなった。
なお、中国当局は一度も公式に「グレートファイヤーウォール」の存在を認めたことはない。