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人類の夢であるタイムマシン。その実現のめどは全く立っていないが、タイムマシンを実現するためのモデル自体はいくつか提案されている。そのモデルの誕生を年表で振り返る。
タイムマシンの作り方を解説しながら歴史をふりかえる。
相対性理論の発表により、理論的には未来へいくことができる可能性が示された。これにより、アインシュタインはタイムマシンの理論的な生みの親とされることもある。
1905にはアインシュタインが、「特殊相対性理論」を発表した。このなかで速い速度で動くことによる時間の遅れを述べている。
これにより、「ウラシマ効果」によるタイムマシンが考え出された。速い速度で動いているロケット内は時間がゆっくりになるので、未来に行ける。
1917にはアインシュタインが、「一般相対性理論」を発表した。この中で重力による時間の遅れのメカニズムを説明している。
1960年代には、つよい重力場をもつブラックホールの観測ができるようになる。
これにより、ブラックホールなどの強い重力場を使ったタイムマシンが考案された。ブラックホールの近くまで行ければ、強い重力場による時間の遅れが生まれる。この近傍でしばらく過ごしてから地球に戻ってくることで未来に行ける。
20世紀後半には、アメリカの物理学者ゴットが、質量の大きい球殻型の容器を用意し、なかに閉じこもれば未来に行けることを計算で示した。
・HGウェルズのタイムマシンでは、「我々は時間という方向の中を落ち続けている」という時間についての考え方がセリフに出てくる。これは相対論的には、ややずれた表現ではあるが、面白い見方ではある。
・ウラシマ効果(urashima effect)といういいかたは、日本国内では有名であるが、国際的にはまだ市民権を得ていないとされる。
・けれども一方通行
ウラシマ効果を使ったタイムマシンは、未来に行くことはできても、過去に戻ること(現代に戻ること)はできない、この点において、時間が経過しているのと変わらないではないかという印象を持たれたとしても無理はない話であろう。しかし、現実問題としてタイムトラベルをまだしも現実的な方法で行うには、この方法によるしかないのが今のところの人類の限界である。無理が多くなるが過去とも行き来できるモデルは別の記事で説明する。