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未来へいけるタイムマシンに続いて、過去にいけるタイムマシンについても作り方とアイディアが出された歴史の振り返りをする。
未来に行くタイムマシンに比べて、過去へ行くタイムマシンはさらに輪をかけて実現が困難である。「時間の遅れ」などのような、「時間の戻り」といった物理法則は容易には発見されていないからである。
現状ではものすごく無理すじな仮定・希望的観測を置いて、ようやっと外観が見えてくるといった具合だろうか。ただし、理論的に全否定はされていない限り、光明は見えていると前向きにとらえるべきであろう。
1910年代には、アインシュタインによって一般相対性理論やそれに伴う宇宙論が発表され、宇宙論におおきな影響をあたえた。
20世紀前半には、ストッカムが、円筒形の宇宙では過去に行ける可能性もあると一般相対性理論を用いてはじき出した。このことで、一概に過去へのタイムトラベルが不可能というわけではないことがわかり、可能性が見え始めた。
1949年には、ゲーデルが、回転する宇宙の解を得る。これにより、場所によっては過去にも行けることが判明。
この回転する宇宙とは単純に回っているわけではなく、回転の中心といったものが定まっていないので、図示はむずかしいとされる。
20世紀後半:ティプラー、円筒形の物体の周囲を回れば過去へ行けることを示唆。
20世紀後半:カール・セーガン、小説「コンタクト」を執筆する際、ソーンに相談する。
同時期、キップ・ソーン、ワームホール型タイムマシンの提案をした。
これは、ワームホールの一方を光速で動かして時間を遅らせ、もう片方の穴から入ってでてくると過去に戻れるというものである。
・キップソーンはのちに重力波の研究でノーベル賞を取る
・「コンタクト」は映画にもなった。
「過去に戻れるタイムマシンをつくっても、タイムマシンができた時代までしか戻れない」というのがワームホール型などの基本的な限界である。
このことは、未来からの観光客がやってこないことと整合性がとれるという見方もある。