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こんにちは!都市伝説好きの皆さん!
今日は、インターネット界隈で何年も話題になり続けている“あの写真”について深掘りしていきます。
そう、タイムトラベラーと噂されたあの男性です。
Tシャツにサングラス、手にはカメラ──時代錯誤すぎる出で立ちで、1940年代の写真にバッチリ写っているあの人!
「え?この服って90年代じゃないの?」
「持ってるの、デジカメ?」
…って声が多く、タイムトラベラー説がささやかれてきました。
でも本当に彼は未来から来た人なのか?
今回、服装や持ち物を徹底的に調べてみたら、ちょっと意外な真実が見えてきました!
まずは有名なその1枚をご紹介。英語圏では『The Time Travelling Hipster』と名前がついていることもあるようです。
この写真が撮られたのは1941年、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のサウスフォーク橋の開通式。
観衆の中に明らかに「浮いている」若者が一人。
まるで2000年代のファッション雑誌から飛び出したようなその人物は、
まるで時空を超えてきた観光客のような風貌で、ネット上では「タイムトラベラーの決定的証拠」とまで言われました。
ネットの最初の反応はこうです:
「Tシャツなんて1940年代には一般的じゃなかったはず!」
「ロゴ入りシャツにサングラスって、どう見ても現代人!」
でもちょっと待って。これ、本当にそうなんでしょうか?
ちゃんと調べてみると……
まず話題になったTシャツについて。
一見すると、近代的なプリントTシャツのように見えるこの服。
実はこの「ロゴ入りのシャツ」、カナダのホッケーチームの応援グッズで、当時すでに存在していたことが判明!
具体的には、Montreal Maroons(モントリオール・マルーンズ)というホッケーチームのロゴや配色に似ていると指摘されており、当時のファンたちがこうした服を着ていた例もあります。
つまり、「ありえないファッション」どころか、当時の若者の中では流行だった可能性すらあるわけです。
次に、「サングラスは戦後ファッションでしょ!」という声。
これも、実は誤解。
レイバン(Ray-Ban)が最初のアビエイターサングラスを発売したのは1937年。
さらに、1920年代から映画スターたちが日差し除けやファッションとしてサングラスを使っていたことも記録に残っています。
当時のファッション雑誌などにもサングラス姿の人が登場していて、「1940年代にサングラスはない」なんてことは全くありません。
さて、彼の手に持っている小型のカメラも話題に。
「手のひらサイズのカメラなんて、戦後の技術でしょ!」という疑問もありますが…
代表的なものは、コダック・ベビー・ブラウニー(Kodak Baby Brownie)。
なんとこれ、1934年発売で、サイズも非常に小さく軽量。手のひらで使えるようなカメラです。
また、Zeiss Ikonなどのドイツ製コンパクトカメラもこの時期に登場しており、一般市民にも手が届く価格帯になっていたそう。
つまり、あの男性が手に持っているような小型カメラは1940年代にも十分存在していたんです!
以上を総合すると──
つまり、すべて1940年代の時点で存在し得たアイテムばかり。
確かに、彼のファッションセンスは“周囲からは浮いていた”かもしれません。
でもそれは、「ちょっとオシャレな若者」だったという可能性の方が高いんです。
夢のある話題だっただけに、「ちょっと残念…」と思う人もいるかもしれません。
でも逆に言えば、たった1枚の写真が何十年も人々の想像力をかき立ててきたのもスゴイことですよね!
今回の調査でわかったのは、「未来から来た証拠」ではなく「過去のオシャレさんの実例」だったということ。
逆に言うと、現在、奇抜なファッションをしている人のうち、未来にそれが一般的なファッションになった・・・という事例が起こったとします。
そうしたら、現在そうしたファッションをしている人が写った写真を未来人が見て、「この人はタイムトラベラーだ!!」となる可能性があるといえるでしょう。
そういう着こなしを考えるというのも面白いかもしれませんね。
本人も「え?僕が未来人?なんで?ただ開通式に来てただけなのに…。お気に入りのホッケーシャツ着て、新しく買ったカメラを試そうと思ってたのに、気づいたら「時空を超えた男」とか言われてて、正直笑っちゃうよ。でもまぁ…ちょっとだけカッコよく写っててよかったかな。」とか思ってるかもしれませんね。