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さくらももこ氏の代表作であるちびまる子ちゃんは、長い間親しまれてアニメ化もされている作品です。これには多くの都市伝説もつきまとっていますが、事実とはことなるものも多々あります。
故さくらももこ氏による、自伝的なエッセイが複数出版されています。これらのなかの情報を総合すると、都市伝説の多くがデマだとわかります。
代表的なものでは、「あのころ」などがあります。
ここから、都市伝説と自伝の内容から真相を見ていきましょう。なお、真相がわかったもののみ記述しています。
まずは都市伝説ですが、「父ひろしは八百屋をしていたが、ギャンブルか女性関係で借金をして、失踪した」というものがあります。
これは、ほぼデマです。
ひろしが八百屋をしていたというのは事実のようで、エッセイ作品中にも言及があります。また、母も店番をしていたという事実もあります。
さくらももこ氏とは父親とは一緒にお風呂に入るなど中がよく、風呂場で一緒に歌っていたという思い出がエッセイでつづられています。
痕に残された母親のすみれは、引きこもりになってしまった姉と年金でほそぼそと暮らしている、というものも都市伝説として広まっているようですが、エッセイには35年以上夫婦をしている、という事実が語られており、一人で孤独に年金で暮らしているというのはデマだというので間違いがないと思われます。
離婚の危機は何回かははあったようで、長いものでは1週間程度おかあさんが家を出たという事件はあったようです。そのときに離婚になったらどちらについていくかという話し合いになり、姉は父についていくといい、母についていくといったさくらももこ氏とは意見が分かれました。
その間にさくらももこ氏も引越しのための荷造りをしていたようですが、結局は母が帰ってきて事なきを得たということが明らかになっています。
祖父の友蔵とは仲が悪かった、というのも有名な都市伝説として語り継がれています。じつはこれは事実で亜多様です。
アニメで知られるようなほのぼのという漢字のキャラクターではなく、実際のおじいさんは性格は正反対であり、作者も嫌っていたというエピソードが語られています。
他の都市伝説として、
おばあちゃんは失踪を苦にして自殺などがありますが、上で書いたとおり、おおかたがデマであることを考えると、他の都市伝説もおおかた出所不明の、誰かが考えたとみるのが正しそうです。
おそらく事実であったおじいちゃんの性格の正反対であることから派生して、他の家族にも悲劇的なストーリーをつけたしたということが予想されます。
まる子のクラスメイトには、さまざまなキャラクターが登場しますが、その中には実際にモデルが存在するキャラもいます。
ケンタくんには、サッカーが得意という設定があり、その友達も一緒にサッカーをしています。
このキャラクターは実在のモデルがおり、それが元清水エスパルスの長谷川健太選手です。
長谷川健太選手を漫画に出してもよいか、という電話がさくらももこ氏からかかってきたことで登場することになりました。
長谷川健太選手はのちに清水エスパルスの監督もつとめるようになり、2006年には天皇杯を勝ち上がっています。
なお、このときの試合の様子をテレビでさくらももこ氏が観戦していたことが記されています。
そうしたことも考えると、クラスメイトとの縁がかなり長い間あったと言えそうです。
さくらももこ氏は2018年になくなられていますが、今後もちび丸子ちゃんのコンテンツ自体は続いていくと思われます。今後どのような都市伝説が生まれるのかある意味楽しみでもあります。しかし、自伝という出典がある以上否定されそうですが・・・