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チーズ転がし祭りの怪我・死亡事例は?やらせ説の真相は?

チーズ転がし祭りは、『世界で最も危険な祭りトップ10』にも選ばれています。これについて調べてみると、死亡ややらせというキーワードが見つかります。ここでは、けがや死亡事故の情報について調査してみました。

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チーズ転がし祭りでの怪我・死亡事例

チーズ転がし祭りは、非常に角度のある斜面にて、円盤状のチーズを転がし、それを参加者の数十名が追いかけるという祭りです。

チーズは図のように転がりやすい形状をしており、固いものが使われています。

場所は、イギリスのクーパーズヒルというところで毎年行われており、正式名称は「Cooper’s Hill Cheese-Rolling and Wake」と言います。

この概要からもわかるとおり、人々は追いかけるというよりはもはや斜面を転がっており、怪我が避けられない祭りであることは明らかです。

チーズ転がし祭りの死亡事故はある?

結論から言うと、調査した限りでは、チーズ転がし祭りでは(記録が残っている限り)死亡事故は起こっていないようです。

これはなぜかというと、応急処置をする救急隊員がチーズ転がし祭りの会場で待機しており、迅速な対応ができているからだと推測されます。

そのような中でも、意識不明になる事故は起こっています。

例えば、2023年には19歳の女性がレースの最中に頭を打って意識不明の状態になっています。

彼女は結果的には1位でフィニッシュしたのですが、優勝を知らされたのは医療テントの中で目を覚ました時だったようです。

死亡事故はないものの、意識不明まで行ってしまうと死亡者が出るのは時間の問題のような気もしますが。

チーズ転がし祭りの怪我情報

チーズ転がし祭りでは、けが人は毎年のように出ています。

その怪我の情報を見ていくと、以下のように分類できます。

  • 足首の捻挫・骨折
  • 肩の脱臼
  • 脊髄損傷
  • 脳震盪
  • 切り傷
  • 打撲

やはり足首の捻挫や骨折が多く、重度のものでは、脊髄損傷や脳震盪も発生することがあります。

怪我人は何人くらい出るのか

人数的には、救急医療を必要としている人は毎年数名程度出るということなので、擦り傷などの軽傷も含めれば、数十人はいると見積もることができます。

過去のデータによると、2009年には18人のけが人が出たようですが、これは当時の情報では例年より少ないということだったので、毎年それ以上は出ると考えられます。

やらせではないが、チーズが使われなかったことも?

また、「やらせ」というキーワードはどういう経緯で出てきたのでしょうか?

結論から言えば、上でも怪我・死亡情報に触れている通り、チーズ転がし祭りはやらせではありません。むしろ、発祥がわからないほど長い歴史をもつ祭りです。

このやらせというキーワードが出てきた背景には、おそらく2018年にイッテQ番組内で起こった、いくつかの祭りがやらせだった事件と連想されて検索されており、そのせいでチーズ転がし祭りにもやらせという検索キーワードが出てきているものと推測されます。

ただし、チーズが使われなかったことというのがありました。

2013年はチーズではなく樹脂製の円盤が使われた

過去には、チーズではないものが使われていたという事例があります。

具体的には、2013年には、チーズではなく、チーズに似せて作った樹脂製の円盤が使われました。これは安全上の配慮による変更だったようです。

また、戦時中だった1941年から1954年までには、配給制だったという都合でチーズが使いにくくなっており、この時は木製の円盤で行われています。ただしこの円盤には、中央の空洞にチーズの破片を入れて使ったという話があります。

よって、やらせではないものの、チーズ転がしなのにチーズが使われていないじゃん、というツッコミは成立するかもしれませんね。

まとめ

  • チーズ転がし祭りは、イギリスの危険な祭りであり、急斜面を転がるチーズを数十人亜が追いかけて1位を狙う祭り。
  • 死亡事例はないものの、意識不明の重体や湿疹は起こっている。
  • 怪我の情報は毎年あり、足首の捻挫や骨折などが多く、そのほかは打撲や切り傷などの軽傷もある。
  • やらせではないが、チーズが使われていなかった期間があった。

チーズ転がし祭りも歴史が長いので、その間に救護体制が整えられていったのかもしれません。

haccle