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縦読み(縦読みメッセージ)は日本語で横に書かれた文の先頭を縦に読んで別のメッセージを作る技法です。これを英語で言うとどうなるのか調査してみました。また、実際の例も紹介しています。
結論から言うと、縦読みの英語は、”acrostic”という単語がその英訳に当たります。
これをカタカナ音訳すれば「アクロスティック」となります。
ただし、もともとの意味としては英語などの詩作における「文頭の語を縦に読む技法」のことを指します。
日本語ではこの技法は「折句(おりく)」といわれ、和歌などでも使われた技法です。
実際、縦読みと折句では微妙にニュアンスがちがう感じもあります。
例えば、日常生活の縦読みでは和歌の折句ような芸術性やきちんとした形式(文字数など)は伴わないです。
また、割と深刻な隠されたメッセージや書かれていることとは反対のメッセージとして機能する場合があります。
しかしながら、現在では英語でも「縦読み(で浮かび上がるメッセージ)」としてacrosticが使われています。
以下では、英語での縦読みメッセージの実例を見ていきます。
英語圏でも、縦読みメッセージが実際に使われた事例も存在します。ここでは、それらを見ていきます。
縦読みが英語で行われた事例として、2010年に起こった、シュワルツェネッガーの手紙に隠されたFワードが挙げられます。
こちらの事例が、今日の日本でいうところの「縦読み」に該当します。
画像を見てみるとわかりますが、ワープロで書かれた文章の先頭を読んでいくと、”くたばれ”という意味にとれるFワードが浮かんでしまうのです。
これは関係が悪かった相手に送ったのでこのメッセージを隠したのではないか、などの考察がされました。
当人のシュワルツェネッガーは、偶然の産物と反論したようですが、統計的な確率としてはあり得ないという指摘もなされています。
もともとの詩で使われたacrostic=折句の実例も見てみましょう。
19世紀の詩に使われた事例が以下のものです。
文章の頭文字をつなげると”JENNY LIND”人名になることがわかりますね。これはまさしく折句という感じです。
縦読みはどの文化圏にもあることがわかります。日本語の場合は漢字の読み方によって左右されることもあるので、より隠しやすいかもしれませんね。