18世紀

機械

アヒルのオートマタについて詳しく解説!-ヴォーカンソンの消化するアヒル

アヒルのオートマタ、「ヴォーカンソンのアヒル」あるいは「消化するアヒル」は、オートマタの歴史の中でももっとも有名なもののひとつである。その仕組みと、作者の生涯や業績を年表でまとめた。 アヒルのオートマタの誕生秘話と伝説 アヒルができるまで ...
悪魔の発明

実際のギロチンの処刑失敗集-ルイ16世は太すぎた?他の失敗も

ギロチンは本来は「人道的で確実な」処刑方法として考え出された処刑機械です。しかし、少ないながら処刑失敗の可能性は0ではなく、実際に失敗した事例もあります。ここでは、ルイ16世をはじめとして、他の貴族や殺人犯の失敗事例について年表で記述してい...
名著を読む

『人間機械論』の要約

人間機械論の要約した内容について解説する。 目次 目次と簡単な概要。 人間機械論・・・人間の体は機械である。各部位は、部品である。栄養を取ることでぜんまいをまくのだ。1.ハルレル氏に捧ぐ献辞2.医学の観察記録として幻肢痛やトランスジェンダー...
生物

光合成の歴史-光合成説vsフムス説

植物の最大の特徴ともいえる光合成の研究は、どのようにすすんだのかの年表。フムス説についても解説する。 光合成の概念図 年表 紀元前4世紀:アリストテレス 植物は根から土の養分をとる、と想像。 植物の根っこには口があって、土を食べているのでは...
哲学

功利計算の方法とは-快楽・苦痛をどう計算するのか

今回はベンサムの考案した、功利主義の基本的な考え方となる功利計算の方法について解説する。 歴史と考察 ベンサムは功利主義を考えたさい、功利計算という方法で社会の幸福を計算することで、必要な政策をするべきだとした。功利計算の方法は、彼の著作で...
人物伝

ルジャンドルとラグランジュの違い

日本人からするとなんとなく名前の語呂が似ているので、よくややこしくなりがちである。また、生きている期間がほぼかぶっていたりするので、よけいややこしくなる。ふたりの生涯を年表にし、似ている点と異なる点をまとめた。 人物年表 1736:ラグラン...
永久機関

実在した永久機関2:コックスの永久機関-唯一成功した永久時計!?

18世紀に、「ずっと動き続ける時計≒永久機関」を実際に作り上げた男がいた。ジェームズ・コックスという時計製作者がその男である。ただし、もちろんエネルギー保存則に反するものを作ったわけではない。 永久機関といっても、大気圧の変化から水銀の荷重...
永久機関

永久機関の歴史2:サイフォンの原理・毛細管

水を使った永久機関の歴史もまた古くからある。サイフォンの原理や、毛細管現象が発見されると、その特性から永久機関ができるのではないかと夢想された。また、科学者が登場してくると、水の循環などを説明するために永久機関のモデルが考えられた。有名なボ...
数学

ガウス『数学日記』における発見と謎

概要 ガウスが残した数学に関する日記の内容。全146項目、最初の4年間(十代後半のころ)だけでおよそ7割が書かれている。 子孫であるカール・アウグスト・アドルフ・ガウス(1849-1927)から数学者パウル・シュテッケルへ渡され今日に伝えら...