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錯視は誰でも一度は触れてみたことがあると思います。これは何種類あるのでしょうか?それらをまとめました。画像がついているものはこのページ内で体感できます。ここでは、歴史的に発見の経緯が詳しくわかっているものを中心に紹介していきます。
錯視はこれまでの科学史の中で、なんと30種類以上も発見、あるいは発明されています。
歴史上最初に見つかった錯視は何だったのでしょうか?
これははっきりとは判明していませんが、水に少し差し込んだ棒が、実際よりも短く見えるという現象です。これは食事中にお箸などを使っているときによくみられる現象なので、だれしも見たことはあるでしょう。
記述したのは古代ギリシアのプトレマイオスが最初のようです。
その後、道具などを使わずイラストのみで錯視を実現する事例も見つかっていきます。
なお、20世紀初頭くらい~現在では錯視を使った芸術もジャンルとして定着しています。
錯視を使った芸術作品は「オプアート」と呼ばれています。これは、「オプティカル・アート」の略称であり、これまでに発見された錯視が使われているほか、オリジナルの錯視を盛り込んでいる場合もあります。
平面の錯視は、イラストのみで体験できるため発見や研究の対象になることが早かった経緯があります。
ツェルナー錯視は、ドイツの天体物理学者ヨハン・カール・フリードリッヒ・ツェルナーにちなんで名付けられた錯視です。
実際には平行な線が描かれているのですが、この線に添えられた斜めの短い線の硬貨で、平行でないように見えます。
最初に文献に出てくるのは、1860年にツェルナーがこの発見を手紙で送ったのが最初です。
ツェルナーは錯視の研究家ではなく、天文学者であり、この発見の後も錯視の研究には手を付けなかったようですが、この錯視に名前が残っています。
ここでは動画の形式をとる錯視をいくつか紹介していきます。
スピニングダンサーは、回転している踊り子の映像ですが、これが左回転しているのか右回転しているのか、見ている人によって分かれたり、回転の方向が途中で変わって見えるという錯視です。
回転の方向が変わらないという人は、いったん影のほうに目をやると逆に回転するのを体験しやすいです。
これはテレビなどで取り上げられることが多いので、見たことのある人もいるでしょう。
実はこれは、日本人のデザイナー、茅原伸幸氏(Nobuyuki Kayahara)によって製作されました。
茅原氏は公式ウェブサイトもあります。
これも動画の錯視でよく知られている錯視です。
それぞれの点は薄紫で点滅しているだけにもかかわらず、中央を見つめていると緑色の点が移動してみえるというものです。
最近では、ロード中を示す画面などにこれと似たようなグルグルが表示されることも多くなりましたね。
VRでも錯視は体験できます。
実際は勾配が緩やかなのにも関わらず、遠くから見ると急な勾配に見えるのを「圧縮効果」といいます。
※これは本来はレンズで写真を撮るときにおこる錯視を指すようですが、裸眼でも同様の体験は可能です。
下は最初の位置からは45度くらいに傾いた急な坂に見えますが、近づいて横からみるとそうでもないことがわかります。
近づいて横から見ると・・・実は傾きは15度しかありません。
WASDキーで移動できます。
こちらのページでも遊べます:https://hatsumeihakken.com/vr/vrsakkaku
オリジナルな錯視を考案してみるのも面白いかもしれませんね。