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中東のサッカーリーグには、「アル」という単語から始まるチームが多いです。この記事では、アルの意味と、そのあとに続くチーム名の意味を解説していきます。ここでは、サンジアラビアリーグのものを取り上げています。
中東のサッカー(フットボール)リーグの各チームは「アル」という名前から始まるものが非常に多いです。
サウジアラビアリーグ(サウジプロフェッショナルリーグ)やカタールリーグなどでよく使われます。
なぜアルから始まるものが多いのか疑問に思った人も多いのではないでしょうか。
これはアラビア語の冠詞にその意味があります。
中東のサッカーチームのアルは、アラビア語の冠詞です。
これは英語で言うところの「The」に該当します。
それがチーム名の最初についているのでアルから始まるチーム名が多いのです。
しかし、アルを多用するのはなぜでしょうか。
これは、そのあとの具体的なチーム名に理由があることが多いです。
チーム名が一般名詞の場合、単純に一般名詞をチーム名にしただけでは一般名詞のものを表しているのか、サッカーチームのことを示しているのかわかりにくくなります。
そこにアルがつくことで、サッカーチームのことだと見分けやすくしているわけです。
例えば、サウジリーグで最多優勝を誇る「アル・ヒラル」の「ヒラル」は「三日月」という意味です。
単純にヒラルといっただけでは、三日月を表しているのか、サッカーチームを表しているのかわかりにくです。
そこで「ザ・三日月」という風にして、サッカーのチーム名であることをわかりやすくしています。
チーム名として冠詞を付けてわかりやすくするのは一般名詞だけでなく地名などの場合もあります。
以下では、アルが付くチームの名前の意味を翻訳して一覧でみていきます。
以下、アルが付くチーム名を和訳してみます。ただし管理人はアラビア語ができないので、機械翻訳の結果ではあります。
2023-2024シーズンでアルが付くチーム名は以下の16種類があります。所属チームは増えることもあるので、シーズンが違うとほかのチームが加わることもあります。
アハリはアラビア語で「ナショナル」という意味合いになります。
なので和訳すれば、「国民のクラブ」とか「国民を代表するクラブ」というような意味になります。
直訳だと「私の親」という意味がでてきます。
イテファクはアラビア語で「合意」という意味がでてきます。
ファティフはアラビア語で「征服」という意味です。
征服者たち、という意味になるのでかっこいいですね。
フェイハは調査してみましたが具体的な和訳が出てきませんでした。
何かしらの固有名詞である可能性があります。
アルハズムはアラビア語で「硬い」という意味のようです。
堅牢なチーム、守備の固いチームということでしょうか。
ハズムだけで調べると「吊り革」と出ました。
ヒラルは上でも述べましたが「三日月」という意味です。
英語っぽく書けば「ザ・クレッセント」という意味になります。
イテハドはアラビア語で「連合」や「団結」という意味であり、英語での「~ユナイテッド」に該当します。
アルハリージュで「湾」という意味が出てきます。
湾が近くにあるというような地理的な特徴を指しているのかもしれません。
ナスルはアラビア語で「勝利」という意味があります。
英語に直せばザ・ビクトリーズという感じになると思われます。
アルアフドゥードゥで「グルーヴ」という意味が出てきます。
勝利をつかむためにグルーヴを高めていくみたいな意味なのでしょうか。
アフドゥードゥ単体では「溝」という意味が出てくるのですがこれはあまり関係ないかもしれません。
ラーイドはアラビア語で「パイオニア」という意味がでてきます。
これはサッカーの最前線を切り開いていくというような意味合いと思われます。
リヤドは訳すると「リヤド」という言葉が出てきますが、これはリヤドという都市の名前です。
チーム名に土地の名前を入れているケースです。
アラビア語でシャバブは「若い」という意味が出てきます。
新進気鋭のチームという意味合いと思われます。
タアーウンはアラビア語で「協力」「団結」という意味があります。
「~ユナイテッド」と同じようなパターンと思われます。
アルタエーは調査してみましたが具体的な和訳が出てきませんでした。
ただ、英語のスペルが「Al-Tai」でアルタイとなり、この言葉はアルタイ語族、アルタイ山脈などのアルタイに通じます。
これは中央アジアの一帯を指しており、この場合、アルタイは「金の山」という意味があります。
ワフダはアラビア語で「ユニット」という意味が出てきます。
「連合」みたいな意味合いと同じなのかもしれません。
翻訳してみるとかっこいい名前になるものもあり、ファンになるきっかけにもなりそうですね。