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立体四目並べは、四目並べを空間の中で遊ぶものです。ボードに支柱がたっていて、そこに駒をさしこむ形の重力つき立体四目並べが有名です。ここでは、立体四目並べの攻略のコツを解説するとともに、必勝法についても紹介していきます。
立体四目並べは、4目並べを平面のみではなく、空間に広げて考えられているボードゲームの一種です。
中でも、ボードに4本の柱がついていて、そこにビーズのような穴の開いた駒を差し込んで積み上げていく、立体四目並べが良く遊ばれています。(透明なボードを4枚重ねて、好きな位置に置くタイプのものもあります。)
これは任意の空間に自由に置くことができず、下に駒かボードがあるところに置くという制約がついているので、重力つき立体四目並べという風に呼ばれています。
これはブラウザでも遊ぶことができ、例えば以下のページで遊べます。
以下では、立体四目並べの攻略のコツを解説していきます。
立体四目並べを遊ぶ際に、コネクトフォーの攻略のコツが役に立ちます。
コネクトフォーは、縦6マス×縦7マスの垂直の平面に駒を置いていくものでした。
これを重力つき立体四目並べに応用して考えると、「平面の重力つき四目並べを4枚立てて並べたもの」という風に考えることができます。
ここから考えると、それぞれの平面でコネクトフォーの攻略のコツを展開していけば、勝つことができそうです。
立体四目並べの攻略のコツとしては、以下のポイントがあります。ここでは、先攻だった場合と後攻だった場合とで、分けた解説します。
実は、4つほどの原則を知っておけば、あまり深く考えなくともかなり勝つことができます。相手やAIが初級から中級だった場合は、この攻略方法で対戦すれば勝てるでしょう。
立体四目並べは先手有利なこともあり、先手は割と気楽です。
最初は、定石として中央に落とします。これは、中央に基礎を置くことで、前後左右両方に縦横斜めのどの方向にもリーチを作る可能性が増えるためです。
中央に置くといっても、4×4の平面では厳密には中央はないので、真ん中の4つのうちのどこかに置くということになります。
逆に、端のほうに置いてしまうと、どちらか一方にしかリーチを作れず、不利になります。
序盤から中盤は、先手はできる限り攻撃的に置くことが重要です。
つまり、3つの並び(リーチ)を作り、それがない場合は2つの並びをつくり、ということを積極的に行います。こうすると、後手は守勢にまわらざるを得ません。
もちろん、後手がをリーチを作った場合は、それをふさぎに行く必要はあります。
先ほど言ったように、コネクトフォーが数枚並んでいる、という風に考え、相手がまだおいていない平面に着目しておいていくと、主導権を握ることができます。
平面(コネクトフォーのような垂直な平面)のとらえ方は、縦4、横4、斜め2のいずれかがあり、平面も4×4になっています。
中盤で進んでいくと、相手がここにおいてくれればその上に自分が置くことで、四目そろう、というパターンが起こります。
相手からするとおいてしまえばその上に置かれて負ける(アシストすることになってしまう)ので、その列には置くことが不可能になります。
図では、後手は図の赤丸の位置に置いてしまうと、次のターンで先手にその上に置かれると負けてしまうため、ここの支柱にはもう置くことができません。
ここには、相手がアシストしてくれるように、それ以外の場所に積み上げるということをするのが良いです。
たいていの場合は、いずれ相手はアシストの位置に置かざるを得なくなり、そうすると次のターンで勝つことができます。
後手だった場合は、相手のリーチをふさぎつつ、チャンスで逆転するという方針になります。
こちらは相手が先に中央に置いてくる可能性が高いので、その場合は、一番下の平面の角に置いてしまいましょう。こうすることで、一番下の平面上に4目を作られるという可能性を低くすることができます。
相手が中央以外(外周)に置いてきた場合は、中央に置いてしまいます。
後手の場合は、まずは相手のリーチをふさぎに行くことを優先的に考える必要があります。
そのうえで、こちらもなるべく攻撃的に駒を置いていきます。
相手がリーチを作れなかった次のターンにリーチを作ることができれば、逆転して主導権を握ることができます。
相手のアシストを誘導することについては、先手の場合と同じです。
立体四目並べは、重力つきではないもの(任意の空中のマス目にもおいてよいタイプ)に関しては、コンピュータを用いた研究によって先手必勝であることが示されています。
重力つきのものに関しては、現在のところどちらなのかは調べた限りではわかりませんでした。
ただし、コネクトフォー(重力つきの平面四目並べ)が先手必勝であり、重力つきでない立体四目並べも先手必勝であることから推測すると、先手必勝であることが有力そうです。
日本だと重力つきの立体四目並べのほうはよく見かけますが、重力つきでないもののほうは意外と見かけませんね。