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こんにちは!
今日は、ちょっとロマンのあるお話です。「永久機関」って聞いたことありますか?
一度動き出したら、エネルギーを外から加えなくても永遠に動き続ける機械のことです。理論上は「不可能」とされていますが、過去には多くの人がこの夢を追いかけてきました。
その中で、「あれ、これ…ちょっと永久機関っぽくない?」って話題になった発明品があります。
それが、コルネリウス・ドレベルの永久時計!
水がぐるぐる回って時計が動く――そんな幻想的な仕掛けを、17世紀の天才が作っていたんです!
コルネリウス・ドレベル(Cornelius Drebbel)は、1572年生まれのオランダ人発明家。
ただの発明家ではありませんよ? 潜水艦の原型を作っちゃったり、化学実験で酸素発生装置を作ったりと、まさに“錬金術師系テックおじさん”!
科学者でもあり、芸術家でもあり、ちょっと神秘主義なところもあったらしいです。
そんなドレベルが作ったとされるのが、「ずっと動く時計」=永久時計(Perpetual Clock)!
この装置、見た目はなんと、円形のガラス管の中を水が永遠に動き続ける不思議な時計。
しかも、中心にはちゃんと時計の針があって、常に動いていたというんだからビックリ!
つまり、気温(または気圧)の変化=エネルギー源!
エネルギー保存則に反することなく、自然の“ゆらぎ”で動き続ける装置だったわけです。
この原理は図などから推測されているものですが、確かに自然法則には違反せずに動き続けることができる構造になっています。
残念ながらドレベルの永久時計の実物は現存していません。
ただ、記録や文献、当時の目撃談から「確かに作られた時計が存在した」ことは間違いないとされています。
上のイラストもその中の一つです。
イラストはあるのに現物はない、というのもドレベルの永久時計をめぐるミステリーの一つです。
現在でも、推測される原理から似たようなものを作ろう!という試みをした人はいるようです。
この時計、当時のイングランド国王ジェームズ1世の前で披露されたと言われています。
「これ、本当にずっと動いてるのか!?」「魔法か?」
と、周囲はびっくり。
あまりに神秘的だったので、「錬金術か黒魔術か」なんて噂も立ったそうですよ。
さて、この永久時計。確かに「永久に動くっぽい!」って感じですが…残念ながら本当の永久機関ではありません。
なぜなら、外部からエネルギー(=気温変化)を受けているから。
でも、逆に言えば、
☀️地球に昼と夜がある限り
🌡温度が上下する限り
💧中の水が蒸発しきらない限り
ずーっと動き続ける可能性もある、というわけです。
実際には、摩耗や経年劣化、ちょっとした気密のズレなんかで止まっちゃうでしょうけど、「地球がありさえすれば人間の寿命より長く動く時計」って、それだけでもワクワクしませんか?
ドレベルの永久時計は、単なるトンデモ発明じゃありません。
むしろ今見ると、
…という意味では、現代の「エコ設計」や「パッシブシステム」に通じる発想です。
✅ 地球がある限り動き続ける発明
✅ 人間の手を介さず動くローテク装置
✅ 見るだけで癒されそうな、ぐるぐる回る水と動く時計
こういうものが、400年以上前に存在していたなんて、本当にロマンを感じますね!