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御嶽山は長野県と岐阜県の県境にある火山であり、2014年に警戒レベルが低かったにもかかわらず噴火しています。ここでは、御嶽山噴火の犠牲者の死因などを調査しました。また、噴火した時にはどのような対策をするのが良いのかもまとめました。
御嶽山の噴火では、最終的に63人が死亡、5人が行方不明となり、これは火山災害の中では戦後最悪の数値になっています。
以下では、犠牲者の死因を述べていきます。
死亡が確認された人々の中で、少なくとも9人の死因は、噴石(噴火に際して飛んでくる石)が直撃したことによる多発性外傷だったことが分かっています。
噴石の大きさは10~20センチ程度が多く、また噴石が飛来する速度は速いものでは時速200kmを超えることもあります。
ピッチャーが投げる限界が160キロを超えるくらいですから、それ以上に速いことがわかります。
噴石の直撃が起こると、体の多くにアザや切り傷などの損傷ができることがわかっています。
御嶽山噴火では多発性外傷が主なものでしたが、噴火ではほかの死因によって犠牲者が出ることもあります。
例えば、やけどがあります。御嶽山噴火では、死因に直結するものではないものの、軽度のやけどを負った人もいました。
また、火山ガスによる窒息死の場合もあります。これは硫化水素の血中濃度を調べることでわかりますが、御嶽山噴火では検出されませんでした。
登山中に噴火が起きたらどうすればよいのでしょうか?
噴石が飛来した場合は、頭や体を守ることが重要です。
このためには物陰や岩陰に隠れることはもちろん、リュックやヘルメットなどで頭を保護することが対策となります。
火山灰が降ってきた場合は、体内に入るとやけどをすることがあります。
なので、これ防ぐためマスクやハンカチなどで鼻と口をふさぐようにするということが対策となります。
また、屋内から外へは極力出ないようにし、避難したらラジオやアテレビなどで情報収集を怠らないことが重要です。
御嶽山は観測が始まって以降、断続的に火山活動が確認されていました。
1979年にも、当時は死火山だと思われていた時に突如噴火したことがあります。
2014年以前にも、予想外のタイミングで噴火していたことがわかります。
2014年の噴火を受けて、噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられました。
数か月後の2015年には、噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引下げられ、さらに経過とともに火山活動が低下傾向になったことで2017年には、噴火警戒レベルが1(活火山であることに留意)に引下げられました。
噴火の予測も地震の予測と同様に、予測の難しい困難な技術的課題であることがわかる事象です。