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ナマケグマは、インドに生息する熊の一種であり、人を襲う事件も起きています。ここでは、ナマケグマのせいっかうを解説するとともに、どのくらい強いのかについても解説していきます。
ナマケグマは、インドやネパールなどに生息する熊です。
ナマケという名前がついているとおとなしそうという印象を持つかもしれませんが、これは木の上にいる姿がナマケモノと似ているからついただけで、性格などとは無関係のネーミングです。
ナマケグマが人を襲った事例というのは数多く確認されており、数でみると、もっとも頻繁に人を襲う熊であるというデータもあります。
理由としては、クマが保護されている地域のすぐ近くに人間の居住地があることが指摘されています。
1990年から1995年にかけて、オリッサ州では66人がナマケグマに襲われて死亡しています。
マディヤ・プラデーシュ州では1989年から1994年にかけて48名が死亡し、600人以上が襲われてけがをしています。
また、最近でもこうした人を襲う事件は発生しており、2016年にバララム・アンバジ野生生物保護区近くのグジャラート州でメスのナマケグマが3人を殺害、5人を負傷させました。
またこの時、ナマケグマを檻に入れようとして職員1人の命が失われたため、ナマケグマは射殺されています。
ナマケグマの獣害について述べる場合、「マイソールの人食い熊」の話は必ず出てきます。
これは世界の歴史上でも最大規模の被害者が出たクマによる獣害であり、少なくとも12名が死亡し、けが人は20名程度にも上りました。
この事件は、1957年に発生し、マイソール地方でナマケグマの一匹の個体が人を襲うようになったというものです。
人を襲うようになった原因はよくわかっていませんが、子熊を連れ去られたことが原因という説や、人間に危害を加えられて攻撃するようになったなどの説があります。
最終的に、イギリス人のハンター、ケネス・アーノルドによって打ち取られ、事態はその年のうちに収束しています。
ナマケグマの性格や強さはどのようなものなのでしょうか。
ナマケグマの性格ですが、攻撃的であることで知られています。
また、ツメや牙も鋭く、攻撃の際はこれらを使って積極的に攻撃します。
いっぽうで、群れの子熊に対しては寛容にふるまうことが知られています。また、子熊を木の上まで運ぶという行動も見られています。
ナマケグマの強さについて調べていると、トラとの比較が調べられていることがわかります。
これは、ナマケグマがトラを撃退した映像が撮影されて有名になったため、トラよりも強いのではないかという興味を読んだことが原因でしょう。
実際のところは、トラが捕食者で、ナマケグマのほうが被捕食者という関係で、トラがナマケグマの天敵であるというケースのほうが多いようです。
基本的にはトラなどの捕食者は力の弱い子熊のほうを狙って狩りをします。
ナマケグマは名前からは動きが遅いように思えますがそんなことはなく、人間より速いスピードで走ることができます。