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有線電信の代表例、あるいは代名詞としても有名なモールス通信の年表である。電気工学者や科学者ではなく、柔軟な発想を持った芸術家がつくったという点でも面白い。
また、有名なモールス符号を作ったのは、モールスではなくて協力者ベイルだったという事実もある。
1832:シュリー号の船上にて、ジャクソン博士「電気は瞬時に伝わる」と話す。モールスはこれを近くで聞いており、有線電信を着想。
電気は電線の中を一瞬で伝わります。
電線を使って大きな回路を作れば、遠くに瞬時に連絡ができる!
船を降りるときに船長にいったセリフ↓
今後、電信という発明をきくことがあったら、それはシュリー号のうえで完成したと思い出してください
10月29日:装置のスケッチをする。
1836:モールス、装置をつくりはじめる。
1837:ベイルと公開実験でであう。同年、特許出願
1837:ベイル、トンとツーにアルファベットの当てはめ、モールス符号の完成・・・実はモールス符号はベイルが作った。
トンとツーでアルファベットを組み合わせれば効率的に連絡できる。
Eは良く使うので点一つにした。
1842:議会での予算承認
1844年5月24: ワシントン-バルチモア間の実験・・・最初のメッセージは「神がなすところ」という意味
1872:モールス死去
・モールスは1836年に選挙に出て落選している
・モールスは電気回路は素人だったため、回路作りに苦労した。また同時期にホイートストン、クックの指示電信機があることを知り、驚いたという。ほかにはガウスなども指示電信機に関わっている。江戸末期の日本でも、城の上で指示電信機(テレガラフと呼ばれた)を使って見せたなどの記録がある。
・モールスの晩年はややさびしい人生だったようである
・モールス信号が標準化したわけ
モールス信号は短い音と長い音の組み合わせであり、最初はモールス符号を覚えるというような訓練が必要である。この点はアルファベットを針で指し示すようなものに劣っているようにも見えるが、装置が簡単なことと、目で見なくてもおとで通信ができること、通信スピードが速いことがが決定的な利点になったといえる。
・文化の中のモールス符号
モールス信号は今日では日常的に使われることはないが、電信のイメージとして生き残っている。また、かくれたメッセージとして使われる例もある。スマートフォンなどでは、ライトでモールス信号を発するようなもんもある。ほそぼそと生き残っているといえるだろう。