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MI6は、スパイ映画007シリーズで、主人公の007ことジェームズ・ボンドが所属しているスパイ機関です。このスパイ組織が実在しているのかどうかや、本当に爆破攻撃を受けていた歴史などを解説していきます。
MI6は、イギリスに実在しているスパイ機関です。正式名称としては「Secret Intelligence Service(秘密情報部)」と名付けられており、この頭文字をとったSISという略称でも知られています。
番号はほかにもMI5などがあり、そこからの連番でつけられているということがわかります。ちなみにMI5は国内の防諜活動、MI6が国外の防諜活動というように区分けがされています。
このスパイ組織は海外の政治や経済の秘密情報を収集し、分析するというのが仕事です。
この辺りの役割については007シリーズの劇中ともあまりかけ離れてはいません。
MI6は1909年に発足したスパイ組織が元になっています。
1909年に、当時のアスキス首相の勧告に基づいて「秘密業務局外国課」としてスパイ機関が組織されました。
この後、第一次世界大戦や第二次世界大戦、そして冷戦期を通じて、様々な作戦を実行または支援していくことになります。
その後、1990年代に入ると、情報公開の機運が高まり、その一環として、1994年に、諜報活動法と呼ばれるMI6を含む諜報機関に関する法律が整備され、そのことでようやく公的に認められた機関になりました。
この建物はもともと、ランベスという地域に建っていたセンチュリーハウスという建物が組織の本部として使われていました。
上図の奥のビルが昔のMI6です。
その後、1995年にテムズ川の川沿いに移転しており、その建物も独特の見た目をしています。
この建物は007の本編でも出てくるので、記憶にある人も多いのではないでしょうか。
このことから、「スパイ機関なのにまったく隠れていない」というツッコミを受けることもあります。
007本編でMI6が出てくる場面で印象的なのは、本部が爆破テロに合うシーンでしょう。
実は、爆発物ではありませんがMI6は実際に対戦車用のロケット弾で攻撃を受けたことがあります。
それは2000年のことで、真のIRAという民族主義武装集団が打ち込んだものでした。
ですが、もともとこのような攻撃や盗聴などにすでに対策が施されている建物だったということもあり、損害は軽微なものだったようです。
昔に、実際はイギリスの情報部はMI5までしかない、というのを聞いたことがあったので実在のスパイ組織であったことに驚きました。