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ネットフリックスでドラマ化された『マードック家殺害事件: 法曹一族の裏の顔』は、実話が元になっています。ここでは、このモデル・元ネタとなった事件について解説していきます。
マードック家とは、アメリカの州で、主に法曹界(弁護士や判事などの職業)に多くの人材を輩出した一族です。
また、メディア事業にも進出し、大きな勢力を持ったことでも知られています。
Netflixでドラマ化されたのは、現実と同様にマードック家の名前が使われており、マードック家にかかわる数人が数年にわたって殺害された事件であり、その一部は真相の究明が続いています。
時系列順に実際にあった事件を並べてみます。
最初の事件は2015年、10代の青年、スティーブン・スミスが路上で遺体で発見された事件です。
この青年はマードック家の長男バスター・マードックの同級生でした。
この被害者は同性愛者であり、同性愛関係のうわさをたてられるのを避けるために殺害したのではないかという憶測があります。
この事件に関しては、関与なども含めて真相はすべて明らかになったわけではなく、捜査が続いています。
次の事件は2018年2月、マードック家の敷地内でマードック家の家政婦グロリア・サターフィールドが、犬に足を取られて階段から転落死しました。
この時の目撃証言では、グロリアはマードック家の家長アレックがグロリアに話しかけたとたん階段から落ちたと証言されています。
しかし、土地の管理者は、実際にはその場にアレックの姿はなかったと別の証言をしており、さらにこの事故により、アレックは保険金である430万ドルを受け取っています。
こちらは事件に近い時期に家政婦が保険金の手続きをしていることもあり、保険金目当てという動機が考えられています。
3件目は2019年2月、マードック家の次男だったポール・マードックが、酩酊状態でボートを運転して事故を起こし、同乗していた10代の女性マロリー・ビーチを死亡させてしまいます。
しかし、ポールは、飲酒運転に関するアルコールチェック検査を受けることも、逮捕されることもありませんでした。
そして4件に目起きた事件は2021年6月、マードック家の次男ポールと母マギーが、狩猟小屋の近くで銃撃により死亡しているのが発見されます。
通報したアレックは帰宅したら2人が亡くなっていたと話しましたが、生前にポールが携帯で撮影していた動画にはアレックの声が入っていました。
これらの事件は、時間がたつにつれて国内で最も注目される裁判の一つとなりました。
注目された理由はマードック一家は権力を持った一家だったため、法の番人として自分たちの都合の良いように法を支配していたのではないか、という憶測を呼んだからでした。
その中心だったアレック・マードックは、陪審は自身の犯罪を隠蔽しようとして妻と息子を殺害したとして有罪判決を下し、裁判官は彼に終身刑を宣告しました。
彼は現在では、収監されています。