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「ピョンピョン跳ねる、謎のアンデッドといえば…?」
そう、「キョンシー」!1980年代に映画で一世を風靡し、今も根強い人気を誇っています。
そんなキョンシーの額にペタッと貼られている、あの“お札”。あれはキョンシーの動きをコントロールしたり、封じ込めたりするための重要な呪具(じゅぐ)なんです。
でも……
「お札に書かれてる文字って何?」
「キョンシーを動かすお札と止めるお札があるってホント?」
「そもそも、あれって何語?」
そんな疑問をまるっと解決するため、この記事ではキョンシーのお札に書かれた“文字の意味”を7つに分類してご紹介!
さらに、それぞれのお札がどういう目的で使われるのか、そしてそのルーツはどこにあるのかまで、たっぷり解説していきます!
キョンシーのお札は、1980年代の香港映画『霊幻道士』をはじめとするキョンシー映画で有名になった、道教の護符です。
これらのお札は、キョンシーの動きを封じたり、操縦したりするために使用されます。
そこで気になるのが、そのお札に書かれている文字の意味です。これにはいくつかの種類があり、役割によって意味が異なります。
以下では、キョンシーのお札の意味を解説していきます。
キョンシー映画でよく見かけるお札には、以下の7つの文字やフレーズが書かれています。
たいがいのキョンシーのお札に書いてる文字といえば「これこれ!」と思い浮かべる人が多いでしょう。
このお札は、キョンシーの額に貼られることで、動きを封じる効果があります。
「勅令」は天子や神の命令、「陏身」は付き従うこと、「保命」は生命を与えるという意味で、キョンシーに命じて動きを制御します。
このお札は、キョンシーの姿を変えたり、位置を移動させたりするために使用されます。道教の術式に基づくもので、キョンシーの形態や位置を操ることができます。
このお札は、キョンシーを素早く移動させるために使用されます。「速去」は速やかに去ること、「速来」は速やかに来ることを意味し、キョンシーの動きを迅速にコントロールします。
「勅令」は、道教の儀式で神の命令を表す言葉です。キョンシー映画では、道士が「勅令」を唱えることで、キョンシーを操るシーンがよく見られます。
このフレーズは、中国の漢時代の公文書の末尾に記される言葉で、「急いで律令のごとく行え」という意味です。道教の護符や呪文の中で使用され、悪霊退散などの呪文の最後に用いられます。
この文字は、キョンシーの動きを制御するために使用されます。「斜」は、キョンシーの進行方向を変えるための呪文であり、道士がキョンシーの動きを調整する際に用います。
この図案は、キョンシーを捕縛するための仙具を示しています。
八の字に伸びた線は、中国神話における天を支える柱と地を支える綱を表し、キョンシーを現世に縛り付ける役割を果たします。
お札の分類:操縦と封じ込め
キョンシーのお札は、大きく分けて2つのカテゴリに分類できます。
これらのお札は、キョンシーを操るために使用されます。例えば、「勅令陏身保命」、「移形換位」や「速去速来」などが該当します。道士がこれらのお札を使うことで、キョンシーの動きをコントロールします。
これらのお札は、キョンシーの動きを封じるために使用されます。や「勅令」「斜」などが該当します。キョンシーの額にこれらのお札を貼ることで、動きを止めることができます。
キョンシーのお札は、たいてい黄色い紙に赤や黒の文字や紋様が書かれています。この「黄色」が使われるのは、もともと中国の道教や伝統的な呪術で使われる符(ふ)や護符において、黄色い紙が特別な意味を持つからなんです。
つまり、キョンシーのお札が黄色いのは、強力で神聖な力を込めるために伝統的な道教の色が使われているから。単なるデザインではなく、ちゃんと意味があるんですよ!
キョンシーのお札の起源は、道教の護符である「符籙(ふろく)」にあります。
道教では、文字や図案に霊的な力が宿ると信じられており、これらの護符は邪悪な力を退け、守護をもたらすとされています。
また、封じる・祓う・守る・動かすなど、様々な用途がありました。
キョンシー映画では、これらの護符がキョンシーの額に貼られるシーンが多く見られ、視覚的な効果と相まって、観客に強い印象を与えました。
キョンシーのお札は、映画や文化において重要な役割を果たしており、そのデザインや意味を理解することで、より深く楽しむことができます。