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king crimson(キングクリムゾン)は、プログレッシブバンドとして有名です。このキングクリムゾンという名前にはどのような意味があるのでしょうか?ここでは、その意味や起源を紹介していきます。また、モデルのキングがいるという考察も紹介します。
キングクリムゾンは語呂は非常にかっこいいですが、意味まですぐに分かったという人はあまりいないと思われます。
キングは王というのはわかりますが、クリムゾンとは何でしょうか?
直訳的な英語訳をすると、クリムゾンというのは「真紅」という意味です。したがってキングクリムゾンというのは、「真紅の王」ということになります。
また、バンド名はキングクリムゾンですが、アルバムタイトルは”the court of the crimzon king(クリムゾンキングの宮殿)”となっていることからもわかるとおり、クリムゾンキングとなっています。
こちらの意味も「真紅の王」というのは変わらないと思われます。
直訳の意味は分かりますが、「真紅の王」というのは何を表現しているのでしょうか?
この言葉は、キリスト教などに悪魔として登場する「ベルゼブブ」と同義語にとらえられることが多いようです。
ベルゼブブはもともとヘブライ人の宗教では悪魔の王子と考えられており、キリスト教におけるサタンの起源とも考えられています。
見た目は羽が生えていて、宗教画では真紅の色に描かれることも多いので、キングクリムゾンの解釈とも一致します。
ベルゼブブは「ハエの王」としても知られています。
海外には実在の王を示していると考察するファンもいるようです。
それによると、モデルとなった王はフリードリヒ2世と考えられているようです。
この解釈はキングクリムゾンの作品群の歌詞を実際の出来事と当てはめていくと、フリードリヒ2世の治世で行われたことに一致することが多いというところから生まれたようですね。
先進的な事業などから「最初の近代人」と評価されることもあります。
実際に宮殿に住んでいることは肖像画からもわかります。
混沌こそが我が墓碑銘という有名なフレーズがありますが、たしかにフリードリヒ2世はその知性の晩年期を混乱を収拾できないまま死去しました。
キングクリムゾンは真紅の王というのは意味もかっこいいということがわかりました。