\閲覧ありがとうございます!当サイトではリンク広告を利用しています/
札幌には、気球を使って宇宙空間の撮影および、有人飛行をめざす人物が存在しています。ここでは、そんな岩谷圭介氏の気球の研究の歴史について解説していきます。
岩谷圭介氏は、現在札幌を拠点に活動している宇宙開発研究者です。宇宙向けの気球を開発している岩谷技研の代表でもあり、その活動は大学時代にまでさかのぼります。
ちなみに岩谷技研の公式サイトはこちらです。読み物としても非常に面白いです。(以下、図版出典は当該HPより。)
また、バックトゥザフューチャーのドクにあこがれて発明家を志したということを明かしており、そのあたりもユニークな出自と言えます。
活動の始まりとしては「ふうせん宇宙飛行」と名前を付けて、カメラを風船で高高度の位置まで飛ばし、そこから地球の写真撮影ができないか、というのがスタートだったようです。これが2011年のことでした。
その結果として、2012年には10800メートルまで飛ばすことに成功し、風船は破裂したものの、地球の丸い輪郭を撮影することには成功しています。
その後、日本で初めて一眼レフでの宇宙の撮影に成功するなど、徐々に機材や撮影技術、そして高度が更新されていきます。
その後、撮影だけでなく発想をさらに推し進め、生物を気球で宇宙まで送ろうという試みにも着手し始めました。
これは最初は魚として観賞魚のベタを生きたまま宇宙に運び、同じく生きたまま回収することに成功しています。
なお、生還したベタはその後、科学館に寄贈されたそうです。
そうなると、次に目指すは哺乳類、そして人類ということになります。
有人飛行には当然重さのほか、安全性に関する課題がのしかかってきます。
岩谷氏は2022年には、自身が乗り込んで低高度ではありますが実験に成功しています。
2023年以降としては、直径が70メートルを超える6人乗りの気球など、さらなる実験を予定しているようです。
また将来的には、旅客機としての気球を打ち上げることにより、誰でも自分の目で宇宙を見ることができる、というビジョンを描いているようです。
気球に乗って宇宙までいける時代がそこまで来ているのかもしれませんね。