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洒落怖の『かんのけ坂』ネット上の怖い話として有名です。ここでは、かんのけ坂の場所に関してどこなのかを推察・考察していきます。
『かんのけ坂』は、ネット上の怖い話、洒落怖の一つとして有名です。
あらすじを一言でまとめてしまえば、登場人物たちがバイク運転中に心霊事件に巻き込まれるという内容になっています。
かんのけ坂の場所を中心とした特徴は以下のようなものが挙げられます。
ここからは上の特徴を中心に、かんのけ坂の場所について考察していきます。
まず、かんのけ坂の場所、あるいはモデルになった場所の説を調べるにはどういった手がかりがあるでしょうか。
考察の材料として真っ先に挙げられるのが『かんのけ』という地名でしょう。
しかし、この名前で地名を調べてもストレートにヒットする地名は出てきません。
そこで、元の言葉である棺桶のほかの言い方を調査してしてみるとヒントが得られそうです。
その中の一つが「唐櫃」という言葉です。
読み方は「からびつ」「かろうど」「からうと」「からと」などがありますが、地名としては「からと」と読まれます。
唐櫃とは脚がついた櫃(脚がついた四角い入れ物)のことを指しますが、もう一つの意味として棺を指す言葉でもあります。
ここで、唐櫃とつく地名を探っていけば、かんのけ坂の場所の候補を上げることができると考えられます。
候補になってくる場所で有力なのが京都にある「唐櫃越(からとごえ)」です。
この山道は、京都府西京区山田と亀岡市篠町山本を結ぶ山道です。
グーグルマップでも唐櫃越で検索すればヒットします。
近畿地方という大枠もクリアしていますし、「棺桶に関する言葉+坂に関する言葉」がついた地名という要件を満たしています。
山道であるので坂道としての傾斜もあり、近くには田園も存在しています。
さらに、近くを通る山道(こちらは山陰道の本道)には「老ノ坂(おいのさか)」という地名および坂道もあります。
また、かつて本能寺の変の時に明智軍がここを通って京都に入ったという話も伝わっている場所になっています。
『かんのけ坂』の作者は唐櫃越や老ノ坂からの連想でかんのけ坂という地名を連想し、そのイメージから作品を語ったと考えることもできます。
ただし地名の響きとしては「かんのけざか」と「からとごえ」となるので、比べると「か」しかあっていません。
「おいのさか」も「さか」しかあっていないので若干遠いという難点があります。
唐櫃が付く地名は、ほかにも存在します。
特に近畿地方にあるものでいうと、兵庫県の神戸市には唐櫃という地名があり、さらには唐櫃台(からとだい)などの地名や唐櫃駅といった駅名も存在します。
さらには三重県にも唐櫃(からと)という地名があります。
ほかには近畿地方ではありませんが香川県にも唐櫃(からと)という地名が存在します。
こうしてみてみると西日本の瀬戸内海の周辺に集まっている地名であるということがわかります。
いわくつきの場所であるにせよそうでないにせよバイクの事故には気を付けたいところです。