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少し前までのグーグルでは、検索窓の下に「I’m feeling lucky」と書かれたボタンがありました。これは現在、廃止されていますが、たまに現れることがあります。ここでは、I’m feeling luckyの復活の仕方などを解説します。
I’m feeling luckyとは、かつてグーグルの検索画面にて、検索窓の下に表示されていた、一種のお役立ち機能です。(イースターエッグとみることもできます。)
検索窓に検索ワードを打ち込んだ後、I’m feeling luckyボタンを押すと、検索結果画面を経由せずとも、ユーザーが望んでいる(であろう)ページが直接表示させる、という機能でした。
通常は、検索ワード入力→検索結果を表示→読みたいページをクリック、という流れで見るわけですが、うまくいけば途中をスキップできるというものでした。
例えば、映画の公式ページを探しているであろう場合などはそのまま公式ページに飛ぶので便利ですが、場合によっては別に望んでいないページに飛んでしまうこともあります。
I’m feeling luckyが実装されていた理由の一つは、上の実用的な理由もありますが、「グーグルの検索エンジンの優秀さを知ってもらう」という目的もあったといわれています。
つまり、検索ワードから一発でお望みのページに飛ぶという体験ができれば、その検索エンジンはすごく優秀だよね、ということがわかるわけです。
このI’m feeling luckyですが、しばらく前に廃止されています。これには以下の理由があげられています。
一つは、広告費が入らないという問題が発生していたというものです。グーグルは検索結果の上の方に表示される広告によって収益を得ています。
ところが、じかにページに飛んでしまうと、この広告費が表示されないので、減収につながるという問題がありました。
ほかの理由としては、特に使っている人が多くはなかった、ということもあると思われます。
このI’m feeling luckyですが、今でも試すことはできます。それは拡張機能として導入することです。
この拡張機能を導入すると、アドレスバーにI’m feeling luckyを表示させることができ、そのまま検索結果を経由せずにページに飛ぶことができます。
実はI’m feeling luckyボタンは、ドゥードゥルが公開された時だけ、一日限定で復活します。
ドゥードゥルが公開されると、検索窓の上や、検索結果画面の上部に特別なイラストが表示されますが、これをクリックすると、別の検索画面に飛ぶ仕様になっています。
そこではI’m feeling luckyが存在しているのです。
「I’m feeling luckyボタンを最近もどこかで見た気がする」という人は、これが原因と思われます。
ただしこのボタンはリンクが固定されており、ルーレットのようにいくつかがランダムで選択され、押すとそのリンクの先に飛ぶようになっています。
リンクとしては、以下が確認できます。
ずいぶん前に廃止されたと知り、最近もどこかで見たと思っていたのですが、その謎が解けました。