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笑っていいともでは心霊現象として、CDの音源に謎の女のうめき声が入っているということが紹介されたことがあります。これは別の音源であることが判明しているので、その真相を解説していきます。
笑っていいともの呪いのCDとは、以下のような放送回および、そのときに流された音源です。
視聴者が手に入れたB’zのアルバム『RISKY』を再生してみたら、女のうめき声のようなものが再生された。
さらに、その音源は再生するたびに音声が変わる、という。
以下では、この呪いのCDの正体を解説していきたいと思います。
ここからは、このいいともで放送された呪いのCDの正体を解説していきます。
結論から言うと、この時いいともで放送された呪われたCDの真相は、灰野敬二というアーティストの『滲有無(にじうむ)』という作品であることが判明しています。
音源はYouTube上で聞くことができます。なお、54分という非常に長い音源なのですべて聞くには時間がかかりますが、いいともで流れた部分は比較的最初の方のようです。
音源を確認するとわかりますが、この1分55秒のあたりから女性の声が顕著になってきます。怒鳴るような部分もあるので少し怖いです。
改めて時系列を確認してみると、次のようになります。
灰野敬二の『滲有無』が発表されたのが、1990年です。
そして、ウッチャンナンチャンがいいともでレギュラーで出ていたのが1988年から1994年ですから、たしかにいいともの放送の時にはにはすでに音源が出回っていたことがわかります。
ちなみにB’zの『RISKY』は1990年の発表です。
つまり、『滲有無』と『RISKY』は同年の発表だったということがわかります。
これが以下の真相とつながってきます。
ここまでで、いいともの心霊CDは別の作品である『』であることを解説しました。
ここからは、なぜB’zのCDにが録音されているのかを考察していきます。
時代背景などを考えると、このCDはエラーレコードであったと推測することができます。
「B’zのCDだと思って買ったのにが流れてきた」といった、本来の音源とは別の音源が録音されて消費者に届いてしまったものを「エラーレコード(エラー盤)」と言います。
エラーレコードはその名前の通り、レコードが音楽メディアの主流だった時から存在しています。
レコードでいうとラベルに表示されている音源とは別の音源が盤面に刻印(プレス)され、流通してしまうことです。
これは通常、最終的な検品でチェックされる時にはじかれて市場には出ないことが多いのですが、まれに間違った音源が録音されていることに気づかずに出荷されてしまうことがあるのです。
エラーレコードは近年ではめったに起こりませんが、最近では2023年にテイラースウィフトのCDで似た出来事がありました。
テイラースウィフトの作品『Speak Now』が刻印されたレコードを聴いてみたら、謎の男の声で終末的なことを言う様子が流れ始めた、というものです。
こちらも謎の男の声ということもあって音源は怖いです。
しかしながら、こちらの謎の音源も、実際は別の音楽作品であることがすぐに明らかにされています。
このように、音楽メディアがCDになった最近でも(非常に少なくなったとはいえ)エラーレコードは発生しているのです。
いいともの心霊CDも、このようなエラーレコードが発生し、B’zのCD音源が誤って別の作品が刻印されてしまったことが原因と推測することができます。
もう一つ考えられるとすれば、CDをラベルだけ別のものにしたといういたずらと考えることもできますが。
もともとの作品を最初に聞いた人も結構怖い思いをしたかもしれませんね。