\閲覧ありがとうございます!当サイトではリンク広告を利用しています/
ヘックス(HEX)は、ボードゲームの一つであり、向かい合う辺どうしを六角形の駒でつなぐことができたら勝ち、というユニークなボードゲームです。ここでは、ヘックスの攻略のコツを解説します。また、ヘックスの必勝法についても解説していきます。
ヘックスは、有名なボードゲーム一つであり、現在ではブラウザ上でもプレイヤー同士やAIと対戦することができます。
例えば、以下のページで遊べます。
ヘックスの攻略のコツとしては、以下のようなポイントがあります。場合によっては、先手、後手と分けて解説していきます。
ヘックスは、序盤は定石があるので、それに従って駒を置いていったほうが良いでしょう。
先手は、中央に置くのが定石です。この理由は簡単で、一方だけではなく、あらゆる方向につないでいく可能性を増やすためです。
後手の場合は、相手が中央に打ったら、最短距離で届く辺に隣接するように置きます(上図の位置、あるいはその正反対のマスでもよい)。このようなブロックをすることで、最短で到達することは防ぐことができます。
もし、相手が中央以外の場所においてきたら、後手が中央に置いてしまいます。
ヘックスでは、図のように「ブリッジ」といわれる配置を作ることがコツとして認識されています。
隣接はしていないが一つの辺でつながっているところに置くという配置です。
図では赤のブリッジを赤線で、青のブリッジを青線でつないであります。
これはなぜかというと、単純に隣接していく置き方と比べて、ブリッジでは倍のスピードで辺に近づけるためです。
また、ブリッジの中に対して片方を相手がふさいできたとしても、もう片方をつないでしまえば、そこまでの接続は保たれます。
たとえば、 図では赤がブリッジの中においてふさごうとしてきた(赤の矢印)ら、すかさず青の矢印の位置に置けば、ブリッジ間の接続を保つことができます。
このように、複数のつなげる選択肢を持たせるという意味でもブリッジが有効なのです。
相手が順調につなげていっているのを見ると、相手と隣接するようなマスに駒を置いて、その流れをブロックしたくなると思います。
初心者はとくに、これをやりがちです。
ですが、ヘックスでブロックをする際は、少し離れた位置に置くほうが、むしろ効果的です。
なぜかというと、隣接するマスでブロックしても、たいていは相手にほかのマス目の選択肢が残っており、簡単に回避できるからです。
具体的な良いブロックの位置は、「相手がおいたらブリッジになるマスの一つ先」でブロックするほうが良いです。
例えば以下の場合(この図では青のターン)だと、赤は次のターンで1に置くとブリッジを作れますが、それより先に2に青を置いてしまいます。
こうすると、相手が次のターンで1においてブリッジを作ってきたとしても、さらにもう一つを隣(3)に置いてしまえば、そのブリッジは先に進むことができなくなります(迂回するしかなくなる)。
そしてさらにすごいのは、2と3に置くと、自分の辺に対するつながりが一つ作れる、ということです。
このように「相手がブリッジを作りそうなマスの一つ先」に駒を置いてブロックをするのは「クラシックブロック」とも呼ばれるようです。
ヘックスは、「引き分けがありえないゲーム」として数学的にも知られています。
これはなぜかというと、一方がつながったということは、明らかにもう一方はつなぐことができない、と考えると納得がいきます。
さて、引き分けがないことがわかると、最善手を打った場合、先手か後手か、どちらかが必ず勝つことになります。
そして、先手必勝であることが数学的に証明されています。
その証明のざっくりした概要は、背理法を使う方法です。
まず、最善手を打った場合に後手が必ず勝つと仮定します。そして、そこまでのゲーム木(ゲームツリー:ゲームのあり得る展開を交互にすべて書き出した図)がわかっているとします。
すると、その前のターンで、先手は後手が勝たないような手を先立って打つことができます。
仮にその前のターンでは無理(もう詰んでいる状態)でも、先立って先手が打つことができるどこかで、後手が勝たないようなゲーム展開に先手は先に誘導することができます。
したがって、先手が勝つことができてしまうので、先に挙げた仮定は誤りです。つまり、先手必勝ということがわかります。
このことからもわかるとおり、基本的には、先手のほうが有利なゲームになっています。
ヘックスは引き分けがないゲームというのが非常に面白いゲーム設計になっていると思います。