\閲覧ありがとうございます!当サイトではリンク広告を利用しています/
陸上競技のハンマー投げには、投げたハンマーがぶつかるという事故が起こることがあります。これらの事例を調査してみました。中でも死亡事故があるのかも調べてみました。世界でおきた事故についても述べています。
日本では、数年にいちどくらいの割合で起こっています。まとめると、以下の年表のようになります。
日本でのハンマー投げ直撃事故の事例では、記録が残っているものでは2006年の高校での部活動で起こったものが確認されます。
これは情勢の競技者がけがをしましたが、顧問の教員が投げたものがミスになり、近くにいた生徒に直撃したというものです。この事例では精神神経障害が確認されています。
また、2011年には、高校の部活での頭部直撃の事例が起こっています。こちらも精神・神経障害が確認されています。
2018年には、死亡事例として、頭部直撃事故が報告されています。これはサッカー部員と陸上部員の間で発生したものであり、コート外に転がったボールを拾っている際、グラウンド隣で練習していた陸上部の生徒が投げたハンマーが頭部に直撃しました。
世界での事例では、以下のようなものがあります。
2021年には、オリンピックに選出されるほどの腕前を持っていたキューバ女子投擲種目のアレニャ・オソリオ選手が、4月の練習中のハンマーによる事故により19歳で亡くなっています。
キューバ国立スポーツ研究所は彼女の死亡を確認し、同国の陸上競技場の器具によって頭部に負傷を負ったと発表しました。
この事例は詳しい状況はわからなかったのですが、頭部に衝突したものと考えられます。
2019年には、インドの南部で男子生徒の頭部にほかの生徒が投げたハンマーが直撃し、結果死亡しました。
またほかの事例では、以下の動画にあるように、投擲したハンマーがミスになり、ミスが近くにいた審査員に当たるというものがあります。
こちらは腹部に当たっているので死亡事例ではなさそうですが、回転して投げる都合上方向がどこに飛ぶかわからないという危険性が常にあるようですね。
ハンマー投げはその見た目から、直撃すれば確実に死にそうだというイメージを持つかもしれませんが、上述のようにまとめてみると、死亡事故は日本の事例に限れば1件ほどです。
このことは、直撃する体の部位がどこかに大きく左右されることが推測されます。
基本的に、頭部に直撃しない限りは、それが原因で死に至るということは少なく、また、頭部でもあたり方によっては、致命傷にはならないということがわかります。
そうはいっても、外傷が残ったり、神経系統に障害が残ったり、という後遺症が残る点には変わりないので、対策や注意深い競技の遂行が必要であることには変わりありません。
ハインリッヒの法則がこれにも成り立つとすると、直撃事例の30倍ほどは危うくぶつかるような事例が起こっているものと考えられます。