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メルヴィルの有名な小説『白鯨』には白いマッコウクジラが登場します。この白い鯨には、モデルになったといわれているクジラが存在しました。ここでは、そのクジラやほかの白い鯨について解説していきます。
白鯨のモデルになったクジラは白いマッコウクジラであり、その強靭さから「モカ・ディック(Mocha-Dick)」と固有名詞で呼ばれていました。
この鯨は19世紀前期に太平洋のチリ南部のモチャ島近海を回遊していました。
モカ・ディックの最初の目撃情報ははおそらく1810年以前のモチャ島沖のことであり、ここで、船員に攻撃されました。
ここでは死ななかったので、 珍しい外見と最初の遭遇で生き残ったことにより、すぐに有名になりました。その後多くの捕鯨船が彼を狩ろうとしました。
モカ・ディックは一度攻撃されると凶暴に報復し、銛打ち者たちから広く恐れられていました。興奮すると鳴き声を上げ、時には体全体が完全に水から出てしまうこともあったといわれています。
最終的には、モカ・ディックは1838年、捕鯨船に子鯨を殺されて取り乱した鯨を助けに来た後、殺害されたといわれています。
ここまでで、モカ・ディックは100回の戦いを生き延びているといわれています。
なお、「白鯨」に出てくる鯨はモビー=ディックですが、実際にはモビー=ディックとは呼ばれていないことがわかります。
白鯨のもとになった鯨のほかにも、白い鯨というのは世界中で目撃情報があり、動画に収められたものもあります。
ここでは、それらの鯨の情報をまとめました。
シロナガスクジラは名前にも入っている通り、白い鯨です。厳密には、腹の方が白く背中の方は黒いことが多いです。
「白鯨って、たしか白い鯨はふつうにいたような・・・」と思った人が思い浮かべているのはこれだと思われます。
またよく知られているように、地球上で最大の動物でもあります。
ちなみに英語では「blue whale」と呼び、青い鯨という意味になりますが、これは上から見たときに海の青が肌に映えて青っぽく見えるので、この名前が付きました。
ほかにも、種の多くは黒い鯨であるにもかかわらず、アルビノが発生することによって白い鯨が生まれることがあります。
例えば、1991年以来、オーストラリアの近海では白いザトウクジラの目撃証言があり、このクジラは「Migaloo」の愛称で呼ばれています。
この白い鯨は動画も取られており、実在が確認できます。
実際、上述したモカ・ディックも、マッコウクジラのアルビノと考えればつじつまが合います。
白いクジラは神秘的な上に巨大なので人を引き付けるのでしょう。