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goggle.comは、Googleの偽サイトかつパソコンを破壊するサイトとしてネット上に存在していた危険なサイトです。ここでは、Goggle.comの現在までの歴史と、今アクセスするとどうなるのかを解説していきます。
Goggle.comは、Googleにスペルが似ていることからタイプミスによってアクセスされることを意図したサイトです。『PCが破壊されるサイト』として有名です。
日本語では「ゴッグルドットコム」や「ゴグルドットコム」と読まれることが多いです。
このサイトの動作は次のようなものです。
例えばgoogle.comとアドレスバーに打ち込むつもりが、誤ってgoggle.comでアクセスしてしまったとします。
すると大量のポップアップが起動して消そうと思っても追いつかなくなったり、ショッキングなサイトなどに勝手に誘導され、果てにはコマンドプロンプトが起動してパソコンが操作不能にまでなります。
この被害によって「PCが破壊されるサイト」として世界中で問題視されました。
破壊される様子は上の動画などで確認できます。
ちなみに、このように近いスペルを利用してアクセスされることを狙ったサイトのことをタイポスクワッティングサイトといいます。
なお今回、Goggle.comを体験・経験したい人向けに、こちらのページで再現しました。
こちらは画像が出てくるだけの安全なページなので体験したい人は移動してみてください。
Goggle.comの現在はどうなっているのでしょうか?
実はグーグルがドメインを獲得しており、グーグルの管理下にあるため、現在はアクセスしても何も起こらなくなっています。
グーグルもこのサイトの被害については確認していたようで、2022年にこのドメインを数万ドルで買収して管理下に置いたことが発表されています。
どのような団体と取引したのかなどは非公開になっています。
実際にアクセスをしてみると、以下のように表示されます。
図のように、「このサイトにアクセスできません」という、ネットに繋がらないときによく見るような情報が表示されるだけです。
ですが、万が一ということもあるので、不用意にアクセスするのはやめたほうが良いでしょう(このページにもリンクは貼っていません)。
ここからは、現在に至るまでのGoggle.comの歴史を画像付きでまとめていきます。
このドメイン自体は1998年ごろには取得されていたとみられています。
Googleが始動したのが前年の1997年なので、割と直後から存在することがわかります。
被害が認められ始めたのは2005年ころからだといわれています。
PCが破壊される様子は上の動画の通りです。
当時はポップアップやリダイレクトの制御及びセキュリティが未発達だったため、誤ってアクセスしてしまうと地獄絵図になるということがよくわかります。
2006年から数年は、アクセスすると「おめでとうございます!商品が当選しました!」などのポップアップが表示されるサイトへと変貌しています。
もちろん詐欺サイトなので、商品や金券が当選したという事実はあり得ません。
実際に何らかの詐欺被害にあったのかどうかは不明です。
また、次の時代の前段階の状態ととらえることもできます。
2013年からしばらくは、Apple製品の商品紹介サイトになります。
画像を見るとアップル製品のデバイスと値段などが表示されていることがわかります。
この状態はひとつ前の時代の当選詐欺サイトをアップル製品に置き換えたものととらえることができます。
もちろん詐欺サイトなので、アップル製品が当選したという事実はあり得ません。
2020年前後には、アメリカの選挙に関する情報を収集するためのサイトに様相が変わりました。
アメリカの選挙に関するアンケート質問が並んでいることが確認できます。
ですが、本当に情報を収集しているのか、あるいは収集した情報を何に使うのかは不明です。
上述したように、2022年にはグーグルがドメイン自体を買収したため、第三者がこの名前で偽サイトを作ることはできなくなりました。
これによりGoggle.comは消滅しています。
今後としては、おそらくずっとグーグルの管理下にドメインが置かれることになるので、再びPCを破壊するサイトとして活動再開することは未来永劫ないと考えられます。
こうしたサイトも最近ではあまり話題に上ることも少なくなりました。それだけセキュリティ技術が進歩したということの表れでもあります。