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スポーツのニュースなどを見ていると、最近では「フロック」という言葉を目にする機会も増えてきました。ここでは、フロック(fluke)の意味や使い方を解説していきます。フロックという言葉の意味や使い方を解説していきます。
フロックの意味は、「まぐれ勝ち」や「実力ではなく幸運による勝利」という意味です。単に「まぐれ」という意味合いもあります。
この言葉は競馬、野球、サッカーなどのスポーツでよく使われる表現です。
ただし、日本では「フロック」と書かれることが多いのですが、発音を調べると「フルーク」と読むのが正しいことがわかります。
これはいつ頃なまったのかはよくわかりませんが、後述のように、競馬では2010年代にすでにフロックと使っている事例が確認できます。
また、それ以降にスラングなどでこの言葉が紹介されるときにも、発音は「フルーク」になっています。
つまり、日本のスポーツ界で使われるようになってからなまった状態で定着してしまったと考えることができそうです。
海外で「フロック」と発音しても伝わらない可能性が高いです。
ちなみにフロックといった場合、フロックコートを示すフロックなどが該当します。
日本では、検索キーワードにも表れていますが、競馬での使い方が最も古くからあるようです。
2010年には、フロックの意味を問う質問がヤフー知恵袋に投稿されています。
しかも、この聞いている発音が「フロッグ」になっており、投稿者もかなりなまった発音を聞いていたのではと思わせます。
競馬では、フロックは「穴馬がまぐれで勝利したこと」という使われ方が一般的なようです。
さらに由来を調べてみると、ビリヤードでの「玉突きが連鎖して偶然ポケットにボールが入ること」というのがもともとフロックと呼ばれていたことがあるようです。
この玉突きの連鎖というところから転じてまぐれになったと考えられます。
その後、フロックという言葉はまぐれ勝ちという意味で野球やサッカーなどのほかのスポーツにも浸透していきました。
なお、まぐれ勝ちというニュアンスを持っているので、「あの勝ちはフロックだ」という使われ方はしても「あの負けはフロックだ」という使われ方はしないと思われます。
以前ならまぐれと訳していたところをそのままいうようになったので目にする機会が増えたのでしょうか。