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イーサンハントは、ミッションインポッシブルシリーズの主人公のスパイです。彼には、実在のモデルが存在するのか調査してみました。また、キャラクター設定にあたってインスピレーションを与えたと思われる要素についても紹介します。
イーサンハントはミッションインポッシブルシリーズの主人公のキャラクターであり、トム・クルーズが演じています。彼には元ネタ・モデルとなった人物はいるのでしょうか?
例えば、007シリーズのジェームズボンドに関しては、彼を創造した作家のイアン・フレミングがイギリス諜報機関の関係者だったということもあり、実在のモデルについて取りざたされることがあります。
なので、イーサンハントにも実在のモデルがいるのでは・・・と予想するのは自然なことです。
結論から言うと、イーサンハントには、モデルとなった実在の人物は存在しません。
デビッド・コープ、ロバート・タウン、スティーブン・ザイリアンなどの脚本家たちからなるグループによって作られた、完全に架空のキャラクターです。
また、このキャラクターはもともと、テレビドラマのシリーズ「スパイ大作戦(元のタイトルはもちろんMISSION:IMPOSSIBLE)」にインスピレーションを受けて作られたものです。
そこからさらに元ネタを探っていくと、ミッションインポッシブルをつくったブルース・ゲラーは、ジュールズ・ダッシン監督の映画『トプカピ』をインスピレーションとして挙げています。
「トプカピ」の内容を簡単にいうと、これは強盗映画といわれるジャンルです。
詐欺師が財宝を盗むために雇われるが、秘密警察に捕まりそこから雇い主をスパイするように命じられる、という話のようです。
そしてさらに、この映画「トプカピ」はエリック・アンブラーの小説「The Light of Day」を元ネタにしていることが知られています。
つまり、キャラクターの根源をたどっていっても、最終的にはフィクションに基づくというわけですね。
現実にいるスパイは、映画の中のように派手なアクションやハイテクな秘密道具などを華々しく使って活動しているわけではない、というのは、しばしばいわれており、知っている人も多いでしょう。
なので、イーサンハントのアクションなども、仮にモデルがいたとしても現実にはあのように華麗な行動をしているわけではないと考察できます。
ただし、イーサンハントの設定にある結婚生活に苦労していたり、離婚せざるを得なくなったという点は、意外と現実的な設定なのでは、という見解が存在します。
実際に元CIAの職員に対するインタビューが記録されており、家族の事情を除いて、エージェントは決して休みはないということだったり、特に小さな子供がいる場合は、子供が親が諜報機関の仕事についていると口走ったりしないようにする必要がある、ということが語られています。
このあたりの話は、ミッションインポッシブル3でスパイの仕事を隠し通そうとして苦労するイーサンハントと少し重なるところがあります。
3作目を作るときに、制作陣は諜報機関の仕事についていた人などに取材なども行っていたのでは、とも考察できます。
イーサンハントの生い立ちなども明かされていくようなので、今後の情報に期待ですね。