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レオナルド・ダヴィンチは軍事用の兵器を考案したことでも知られている。そのなかで、有名なものをまとめた。
大砲が周囲にむけてつけられた装甲戦車は非常に有名である。これはフィクションやゲームなどにもしばしば登場する。
内部の操縦士がクランクをまわして駆動する。
馬車の前方に回転する鎌をつけた戦車も残されている。この鎌で敵の歩兵の足をなぎ払うという狙いである。
これは実際には馬が怯えてしまうだろうといわれている。
銃を扇状にいくつかとりつけて連発できるようにしたものを考案している。
弓を回転台にいくつもとりつけて連発できるようにしたもの。足で回転台をまわすことで弓をつぎつぎに繰り出して使用する。
彼は実際に建築されてはいないが要塞の設計をした。これは当時の大砲の発展に対抗するために考案したものである。
ダヴィンチは毒ガスの可能性に気づいていたが、その残虐さから公開をためらった、という逸話がある。
じつは13世紀には、ワールシュタットの戦いでモンゴル軍が毒の作用もある煙幕をつかっており、葦の茎を燃やしたものだった。これはもし彼が知っていたなら、おなじく葦の茎を燃やしたものであったかもしれない。
ダヴィンチは潜水用具をいくつか考案している。口に加えて呼吸部分は水に浮くようになっているものや、革製の袋のついたスーツなどがある。
「降伏しないと船を沈めるぞ!」というセリフをメモに残してもいる。
彼は橋のデザインをいくつもしていたことでも有名である。もっとも知られているのは棒だけでつくる簡易な橋である。
そのほかにも、可動式のおおきな橋を考案してもいる。
ダヴィンチは実際に、軍事作戦の提案をしたことがあり、これは当時の思想家であったあのマキャヴェリも推薦した案であった。
しかし残念なことに、この作戦は目標を達成できず、上手くいかなかった。
優秀な兵器開発者であっても、軍師としては上手くいかないこともある、ということか。