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トランプで遊ぶゲームで大人数でできるものとして、大富豪(大貧民)はとっても人気があります。大富豪にはたくさんのローカルルールが存在し、これで遊ぶのも面白いです。ですが、半面、簡単でシンプルなルールで遊びたいという需要もあります。実は公式ルール的なものがあるので、その簡単なルールを解説していきます。
大富豪には、日本には大会などを主催する社団法人、「日本大富豪連盟」が存在しており、そこで制定されたルールがいわば「公式ルール」とみなすことができます。
このルールは、各地のローカルルールを収集しつつも、適度に取捨選択しており、かなりシンプルなものになっています。その結果、覚えればよいのは少数になっています。
ここでは、まずはこの公式ルールを解説します。
簡単なルールを調べるにあたって一番気になるのが、この「どのローカルルールが公式にも認められているのか」でしょう。
公式ルールでは、4つの特殊効果に加えて、都落ちと反則上がりさえ覚えておけば遊べる仕様になっています。
ただし、名前が同じでもローカルルールとは若干内容や呼び方が異なっている場合はもちろんあるでしょう。
なお、カードの強さは3が一番弱く、3,4,5,6,7,8,9,10,J,Q,K,A,2,ジョーカーの順に上がっていきます。
8切りは流れを切るルールとしては全国区で有名です。
誰かが8を出した場合、いったん場は流され、8を出した人からカードを出すことができます。
スぺ3返しは、ジョーカーに対する対抗策として有名です。
ジョーカーが場に出されている場合、その時にスペードの3を持っている人がいれば、ジョーカーより強いカードとして機能します。
スート縛りは、順番にカードを出していく過程で前に出された同じカードと同じスート(マーク)が出された場合に、そのスート以外のカードを出してはいけないというルールです。
縛り発生後にジョーカーが出た場合も、場が流れない限り縛りは持続します。
革命は、同じ数字のカードを4枚出した場合、カードの強さが逆転するというものです。
再び誰かが革命を起こした場合(革命返し)は、元の強さに戻ります。
なお、カードにジョーカーを含めても革命は成立させることができます。
都落ちは、カードの特殊効果というわけではないですが、上がり方に関するルールです。
これは、前のゲームで大富豪になった人が、次のゲームでは大富豪以外になることが確定したとき、つまり、先にほかの人が上がったときには、順位によらず大貧民になるというものです。
このとき、手持ちのカードは放棄することになります。
こちらも上がり方に関するルールです。
反則に該当するカードを最後に出して上がった、あるいは上がったときのカードに含まれている場合、そのプレイヤーは自動的に負けになります。
反則になるカードは、以下の通りです。
ただし、革命が起きている場合は大小関係が逆になるので2ではなく3が反則上がりになります。
この公式ルールには、カードを出す順番も決められています。しかも、よく言われるようなスペードの3やダイヤの3を持っている人から、ではありません。
最初に、それぞれのマークのカードを1枚ずつとて、伏せておきます。そして、それぞれが選んだ後におもてにかえし、スペードを引いた人からカードを出す、というのがルールです。
もう一つの簡単な大富豪のルールの疑問として、「もともとの大富豪のルールはどのような内容だったのか?」というものでしょう。
これは、大富豪の歴史をたどり、ローカルルールが発展する前の時期のルールブックなどで知ることができます。
元々のルールは、ローカルルールが様々に追加される前であることもあり、かなりシンプルなものになっています。
このルールは、大富豪の欧米版でもある「大統領(President)」でも同様です。
元々の大富豪のルールは、カードによる特殊効果のいくつかがあるというより、基本的には「前の人が出したカードより強いものを出す」、という部分しかルールに含まれていません。
ゲームはスペードの3を持っている人から開始というのが元のルールなようですが、ダイヤの3という場合もあるようです。
カードの強さは、現在と同様、弱い順に3,4,5,6,7,8,9,10,J,Q,K,A,2,ジョーカー
次のプレイヤーは、現在の場札のカードより強いカードしか出すことができない(例:場札…9→手札から場札…9より強いカード)。
基本的には前のプレイヤーより強いカードを出していきますが、出せない場合や戦略上のパスも認められます。
一周回って誰も出せない場合は、その場は流れます。
また、流れの最初に出すプレイヤー複数枚の同時出しも認められています。複数枚出された後は同じく複数枚を出していく必要がありますが、ジョーカーで代用することも認められます。
そして、この流れを繰り返していき、一番早く上がったプレイヤーが大富豪となります。階級は、2番目以降は富豪、平民、貧民、大貧民、となっていきます。
人数が多い場合は、中間の平民がその分だけ増えることが一般的です。
2回戦目のカード交換のルールは、今日知られているものと同様です。
大富豪は適当なカード2枚、富豪は適当なカード1枚を大貧民、貧民に渡し、一方で貧民は一番強いカードを1枚、大貧民は一番強いカードを2枚、交換する必要があります。
そして、大貧民からカードを出し始めます。
元々の大富豪のルールは強いカードを出していくだけというのは拍子抜けですが、そういわれれば納得できるのではないでしょうか。ただ、ローカルルールが多く低まれているルールに慣れている現代人からすると、物足りないかもしれませんね。