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インターネットの発展ともに議論されるようになったサイバー攻撃ですが、世界初の事例はどこなのか歴史を解説します。また、サイバー軍の創設などの経緯も解説します。
個人が関与した、サイバー攻撃と見なせるようなものはモリスワーム事件などが起こっていますが、国が関与したものはいつからなのでしょうか?
国同士の政府が関与したサイバー攻撃の最初の事例は、エストニアにたいするロシアのサイバー攻撃が世界最初の事例です。
これは、2007年に発生しました。
ロシアがエストニアに対して、大規模なDdos攻撃を行ったものであり、エストニアのネットが一定時間麻痺しました。
続いて起こったサイバー攻撃の事例が、イランに対してアメリカ合衆国がおこなった、いわゆる「スタックスネット事件」です。
これは2008年ころに起こったサイバー攻撃であり、イランの原子力発電所にたして、アメリカがウイルスを使ってサイバー攻撃を仕掛け、原発の機能にダメージを与えようとした、というものです。
スタックスネットは、このとき使われたウイルスの名称です。
多少時系列が前後しますが、サイバー攻撃はいつから予想されていたのでしょうか?
インターネット社会の発展をうけて、「サイバー戦争が来る!」という文献がアメリカの軍事研究家によって1993年に発表されています。
これが最初にサイバー攻撃を予想した文献として有名です。
1990年代には、サイバー空間での対策は防御的なものにとどまるのか、積極的な攻撃も可能なのか、ということが議論されるようになりました。
サイバー攻撃に対抗するために、アメリカではサイバー軍が設立されました。
これはサイバー防衛の必要性が高まったことから、設立されました。
日本でおきたサイバー攻撃の事例として最初のものは、2010年前後に発生した、中国人民解放軍による不正アクセスがあげられます。
この事例では防衛省のシステムに不正アクセスが試みられました。
こののち、日本でも自衛隊のサイバー部隊が拡充されていくことになります。