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永久機関File24:100年電球!120年光る電球&ランキングで比較!

今回は“永久機関”とまでは言わないけど、「これほんとに壊れないの?」と人々をざわつかせるあのレジェンド級電球についてご紹介します。

その名も……

🌟100年電球(センテニアル・ライト、Centennial Light)

そう、これが「100年電球」として世界中で知られている、まさに生きたレジェンド!


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💡そもそも「100年電球」ってなに?

“100年電球”とは、その名の通り100年以上ず〜〜っと光り続けている電球のこと。

普通の電球の寿命って、せいぜい1,000〜2,000時間くらい。LED電球でもだいたい3万〜5万時間。

……なのに、この電球、なんと120年以上生き延びてます!
明治時代からほぼノンストップでピカピカしてるって、ちょっとヤバすぎじゃない??

正式名称は「センテニアル・ライト(Centennial Light)」。
“センテニアル”は「100周年」を意味する英語。まさにその名に恥じない働きっぷりです。


🏠どこにあるの? 会いに行ける100年電球!

この100年電球、アメリカ・カリフォルニア州リバモアの消防署(Livermore-Pleasanton Fire Department)にあります!

場所:Livermore Fire Station No.6
なんとこの電球、1901年から点灯してるんです。

消防署の人たちは、火を消すだけじゃなくて、この“光”を守り続けてるんですね…かっこいい🔥

この電球には専用のウェブカメラも設置されていて、世界中からいつでもリアルタイムで観察できるんですよ!ライブカメラ好きにもお勧めです。

👉 Centennial Light公式サイト(ライブカメラあり)

以下はライブカメラの映像の様子ですが、ひたすら光っている電球が画面の中央に表示されているのがわかります。


🧪なぜ光り続けてるの?秘密はフィラメントにあり!

気になるのがコレ。

「どうして100年以上も壊れないの?何か特殊な技術?」

その理由のひとつが、超極太のフィラメントです。

この電球に使われているフィラメント(光を出す細い線)は、現代の電球に比べてめちゃくちゃ太くて頑丈
しかも素材は炭素製で、現在主流のタングステン製より低温で安定して発光できると言われています。

また、電流もかなり弱めに設定されているため、負荷が少なく、摩耗しにくい。
つまり、「とにかくゆっくり、無理せず光る」という“長生きの秘訣”を備えた構造なんですね。

電球にも“ストレスフリーな生活”が必要ってことかも…😌💡


🔌実は数回だけ消えたことがある!

え、壊れた?

……いえいえ、センテニアル・ライトも過去に数回だけ消えたことがあります。

さて、ずっと光り続けている伝説のセンテニアル・ライトですが、実は消えたことが数回あるんです。

「え、壊れたの!?」とびっくりするかもしれませんが、実際には電球本体の故障ではなく、ほとんどが「停電」や「配線トラブル」が原因でした。


🕯️1997年の停電事件:世界が息を呑んだ消灯劇

なかでも特に有名なのが、1997年の事件です。

ある晩、消防署の建物で何かの原因で停電が起きてしまい、100年以上光り続けてきたセンテニアル・ライトが……一瞬真っ暗に!

ニュースが駆け巡り、全米のメディアはこぞってこの“伝説の電球が消えた”ことを報道。
人々はテレビや新聞を通じて「100年電球、ついに終わりか?」と大騒ぎしました。

でも実は、停電が解消されて電力が復旧すると、電球はすぐにまた点灯を再開。
壊れたわけじゃなかったんです!

この瞬間のことは、まるでヒーローが一時的に戦線離脱したようなドラマチックな展開でした。


⚡2013年の配線トラブル:消防署もあわてふためく

2013年にも、消防署の配線工事中に電球の電源が一時的に切れてしまうトラブルが発生。

消防署のスタッフも「これはまずい!」と、急いで原因を調べて復旧作業にあたりました。

こちらも電球自体は無傷で、数時間後には無事に復活!

でも、これらの原因はすべて「停電」や「配線の問題」であって、電球自体が壊れたことは一度もない!
(それってもう半永久機関じゃん…)


🔥光り続ける電球ランキング📊

実はセンテニアル・ライト以外にも、長寿命で伝説となっている電球たちが世界には存在します!

ここで「光り続けている電球ランキング」を見てみましょう👇

🥇第1位:センテニアル・ライト(アメリカ・リバモア)

  • 点灯開始:1901年
  • 稼働年数:120年以上
  • 場所:消防署
  • 備考:世界記録更新中!ギネス認定済み

🥈第2位:Mangum電球(アメリカ・オクラホマ州)

  • 点灯開始:1929年
  • 稼働年数:約95年
  • 備考:教会の屋根裏に設置されていたレア電球

🥉第3位:Gasnick電球(アメリカ・ニューヨーク)

  • 点灯開始:1908年
  • 稼働年数:約100年(2010年ごろまで使用)
  • 備考:当初は点滅する看板用に使われていた!

いやもう、これらは“機械のご長寿番付”ですね😂


💬現代の電球はなぜすぐ切れるのか?

ちょっと気になるのがこの話。

「じゃあ今の電球はなぜそんなに長持ちしないの?」

一部では、“意図的な寿命設定(計画的陳腐化)”が行われたという説もあります。

実際、1924年に設立された「フィーベ・カルテル(Phoebus cartel)」という企業連合では、電球の寿命を1000時間に制限するという取り決めもあったとか…。

大量生産・大量消費の時代、企業は「壊れない商品」よりも「定期的に買い替えてもらう商品」を選ぶ傾向がありました。

また、これだけが理由ではなく、寿命を長くするためにフィラメントを太くしたり長寿命の素材を使うとコストがかさんでしまうという事情もあります。

よって、作る側もそこそこ長持ちだけど安く作れるものを望み、消費者側もなるべく安くて、でも頻繁に買い替える必要はないものを望んだ結果、日常的な電球の寿命が定まっていったという流れですね。


🎯まとめ:センテニアル・ライトのすごさをおさらい!

最後に、今日の内容をサクッとおさらいします👇


✅まとめ:100年電球の真実

  • センテニアル・ライトは120年以上光り続けている世界最長寿の電球
  • アメリカ・カリフォルニア州リバモアの消防署に設置されている
  • 超太い炭素製フィラメントと弱めの電流で、低負荷発光を実現
  • 停電などで数回消えたが、電球そのものは一度も壊れていない
  • 他にも90年以上光り続けている電球が世界には複数存在
  • 現代の電球が短命なのは“計画的陳腐化”が理由かも?

🕯️おまけ:あなたの家にも“長寿電球”を!

もしかしたら、あなたの家にも「もう10年くらい使ってるけどまだ切れない電球」があるかも?

そんな電球があったら、ぜひ大切にしてあげてください。
意外と、次の“光り続けるレジェンド”はあなたの部屋にいるかも…!?

haccle