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野球ではバントという戦術が使われていますが、これについて調べていくと「バントホームランが打たれたことがある」という噂が見つかります。ここでは、バントホームランの元ネタと実際の例を解説していきます。
バントホームランの元ネタは、実際の野球というよりも野球ゲームが発祥であると考えられます。
具体的には、1987年に発売されたゲーム『燃えろ!!プロ野球』にて、バントでもホームランが実現できる技があることが知られています。
このゲームはそのゲームバランスの悪さによって、強打者であればバントの構えからでもホームランが出ることがあるという仕様になってしまっていました。
ここから派生して、現実でもバントホームランに相当する例があるのではないかといわれるようなったのがこの言葉が広まった経緯と考えられます。
以下では、実際に合った日本プロ野球、メジャーリーグでのバントホームランの例を見ていきます。
バントホームランは、確かに実際のプロの野球競技でも非常にまれですが発生しています。
ただし現実にバントホームランが達成されうる状況は、守備の側がミスを連続させることが必須な条件です。
そしてその間にランニングホームランをする必要がある、というのがバントホームランの実例です。
バントがそのままホームランのようにノーバウンドでスタンドインしたということはありません。
バントで跳ね返ったボールがバウンドせずスタンドに入るには、160キロ程度の球速では全く足りないということがわかっています。
また、記録も安打やホームランではなくエラーという扱いになります。
日本プロ野球では、今村健太選手の事例がバントホームランになっています。
このバントホームランでは、守備の側が悪送球などで連続でエラーをしています。
メジャーリーグでも、日本と同様にバントした後のエラーの重なりによってバントホームランが達成されたことが数例あります。
これらはやはり守備側のエラーが重なった場合に達成する場合が多いです。
イチローがバントホームランを打ったことがあるという噂もまことしやかにささやかれています。
中には、その様子を収めたといわれる動画も出回っています。
ですが、実際にはそうした記録はありません。
出回っている動画も、うまく映像をつなぎ合わせることによるフェイクです。
これがささやかれている理由は、全盛期のイチロー伝説という野球に関するコピペの中の一説でそういう文言があるためだと考えられます。
・・・(前略)・・・
全盛期のイチロー伝説
・移動日にも5安打した
・バントでホームラン
・ハンデとして目を閉じてもヒットが打てた
・・・(後略)・・・
ここで解説したようにイチローのバントホームランは嘘なわけですが、イチローなら実際にやってのけるであろうというイメージがあり、こうしたうわさが出るのも納得の存在だということもわかります。
イチローであれば、エラーが連続で重なるなどの条件がそろいさえすれば、俊足を生かして本塁まで進むことは可能だったと思われます。