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今回は反重力に関する事件簿として、ちょっと不思議で、でもワクワクせずにはいられない出来事のお話です。テーマはズバリ!
ビーフェルド=ブラウン効果!
え、なにそれ?名前が難しすぎるって?
大丈夫!今回はこのミステリアスな現象を、解説していきます。
「ビーフェルド=ブラウン効果(Biefeld-Brown Effect)」とは、1920年代に研究された、ある不思議な現象のこと。
発見者は、アメリカの発明家 トーマス・タウンゼント・ブラウン と、彼の師匠的存在である ポール・ビーフェルド という2人の名前から名付けられました。名前からして物理の論文っぽいけど、要するに…
高電圧をかけた非対称形のコンデンサーが、なぜか一方向に力を受けて動く現象!
…という不思議なもの。
ブラウンさんは、この現象を発見して「これは反重力かも!?」と夢を膨らませたんです。
ほら、誰だって空を飛ぶ未来、憧れちゃうでしょ?🚀✨
ビーフェルド・ブラウン効果(Biefeld-Brown Effect)は、以下のような仕組みで発生したことがわかっています。
非対称な形状のコンデンサに高電圧の直流電流をかけたときに、特定の方向へ推力(力)が発生するという現象です。
この効果では、コンデンサのプラス側(正極)とマイナス側(負極)で、電極の形が異なるのが特徴です。
たとえば、片方が細いワイヤー状で、もう片方が平板のように広い形状の場合、その非対称性が重要な役割を果たします。
このビーフェルド=ブラウン効果、当時はかなりセンセーショナルでした。
なにせ、重力に逆らって物体が動くように見えたんですから!
しかも、推進剤も回転もナシ。普通のロケットみたいに何かを吹き出してるわけでもない。電気を流すだけで「スーッ」と動くんです。これはもう未来技術の匂いしかしない!!
「ついに重力を制御する時代が来たんだ!」
「この技術で空飛ぶ車が作れるかも!」
「宇宙飛行にも使えるはず!」
……と、かなりの盛り上がりを見せたとか見せなかったとか。笑
さて、夢のある話のあとは、ちょっと現実的なお話です。
科学の世界では、「本当にそうなのか?」ってことを実験して確かめるのが大切。
そして、数々の研究の結果、このビーフェルド=ブラウン効果には 「イオン風」 という、もっと地味な仕組みが関係していることがわかってきました。
イオン風とは、高電圧を使って空気中の分子(特に酸素や窒素)を電気的に帯電させて、その粒子(イオン)が空気中を流れることで、風のように力が発生する現象のこと。
たとえば、プラズマボールとかで静電気が出てるようなアレ。あれがものすごくパワフルになった感じ。
具体的にはこんな流れ:
つまり、「装置自体が電気で動くというより、空気を使って風を起こしてるだけだった」ってことなんですね。
その疑問、いいところ突いてます!
科学者たちはこのビーフェルド=ブラウン効果を、さまざまな条件で検証しました。
その中でも特に決定的だったのが…
「真空中では全く動かない」という実験結果。
そう、空気がないところでは、ビーフェルド=ブラウン装置はピクリとも動きませんでした。
宇宙空間や密閉された真空チャンバーで試してみたら、何の効果もナシ。
ってことは…
「空気がなければ動かない=反重力じゃない!」
という結論になったわけです。ちょっと夢が崩れた気もしますが、逆に科学の正しさを感じられる瞬間でもありますよね🔬✨
たとえ「反重力」ではなかったとしても、ビーフェルド=ブラウン効果が全く無価値ってわけじゃないんです!
むしろ、電力で物を動かせるっていう原理自体、めちゃくちゃ面白い&応用の可能性あり。
実際に「イオンクラフト」と呼ばれる空飛ぶ装置は、この仕組みを利用しています。
まだ人を乗せるにはパワー不足だけど、小型のドローン的な用途や無音推進技術、微細な空気流のコントロール技術などに応用できるんじゃないかって期待もあるんです。
ということで、今回はちょっとSFチックな響きのある「ビーフェルド=ブラウン効果」について、わかりやすく&ポップに解説してきました!
夢と現実のはざまで揺れるこの現象、まさに未来技術のロマンそのもの。
反重力に関するテーマは今後も深堀していきたいですね〜✨