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ジブリアニメの「天空の城ラピュタ」が放送されると盛り上がる「バルス祭り」ですが、いつからあるのか調査してみました。
バルス祭りは、ツイッターのサービス開始より昔からあります。
2000年代前半は、ネット掲示板「2ちゃんねる」で、バルスと書き込み、あわよくばサーバーをダウンさせるのを目的にするのが“祭り”としてはじまりました。
この時期に地上波放送されているのは2001年、2003年、2004年、2007年なので、この時期に行われたのが最古と考えられます。
その後はツイッターがおもなバルス祭りの場所となります。
ツイッターでは2011年12月9日にラピュタが放送された際、Twitterの秒間ツイート数(TPS)が世界新記録の2万5088回を達成しました。
2013年8月2日の放送時には14万3199回と、三倍近くにのびました。
2013年のこの時期にはYahoo! JAPANのトップページに「バルス」ボタンが表示され、クリックすると画面が徐々に崩れるというイースターエッグがあったそうです。
しかし、2016年1月15日の放送では、約5万5000回と減りました。
バルスはラピュタを崩壊させる呪文として知られていますが、この語源などはあるでしょうか?
作中では、バルスの意味は「閉じよ」であると設定されているようです。
また、意味付けのニュアンスとしては「良い呪文を知るのであれば、反対に悪い呪文も知っていなければならない」という方針で教えられた描写があります。
このことから、「閉じよ」、だけだどニュートラルな意味に使えそうですが、悪い意味の呪文だと判断できます。
ラピュタはもともと、有名な冒険物語かつ風刺小説でもある「ガリバー旅行記」にでてくる天空の城です。
(小人の国が有名ですが、原作ではそれ以外も様々な国をめぐります。)
ここではラピュタはそのままの単語が出てきますが、バルスという単語は原作には登場しません。
バルスの語源としてはトルコ語説が有名です。
これはBarışと表記し、バルシュに近い発音で、意味は「平和」をあらわすようです。
巨大な兵器として使われるラピュタを崩壊させるのが平和というのは面白いですね。
「閉じよ」を翻訳したらこうなりました。
なお、英訳されたときのスペルは「balus」と表記されています。
このスペルで調べると、イランのバルス村というのがヒットします。同じスペルでは地名を表すということがわかります。
こんごは減っていく傾向になると思いますが、部分的には続くと思われます。