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アステカの祭壇という心霊写真についてですが、これは現在では、撮影の仕方によりカメラの部品の跡が写りこむということが再現されています。また、アンビリバボーで特殊されたことを喫変えkに霊能者からその恐ろしさを指摘され、心霊写真特番が消えた原因にもなった、などといわれています。ここでは、その真相や関連する話を紹介していきます。
アステカの祭壇の撮り方と再現写真については以下を参考にしてください↓
アステカの祭壇とは、心霊写真といわれるものの一種であり、「赤やオレンジに縁どられた台座やツボのようなものが被写体に重なるように映りこんでいる」というものです。
まあ、なんか不思議な形のものが映っている、という程度で、特に怖くはないです。
これがテレビ放送されたとき、霊能者からこれはアステカの祭壇でいけにえにされた人の呪いとか、怨念が映っている、とか言われた、というのが心霊写真の概要です。
現在では、アステカの祭壇は、その原理や仕組みがわかっており、再現もできることが知られています。ここでは、それについて解説します。
これはフィルムカメラ内部にある、フィルムを抑えるための金具の映り込みということが定説になっています。
フィルムを取り出す際に金具が二重露光のような形で映り込むことが原理とされています。
これらのことが原因で、時代(フィルムカメラが普及していた時代)や場所がバラバラなところでアステカの祭壇が目撃されたというのが真相です。
また、デジタルカメラが普及した現在では、このようなアステカの祭壇は見つかっていません。これもフィルムカメラの構造が原因であることの傍証であるといえるでしょう。
フィルム式のカメラの構造は基本的に似たり寄ったりですので、別のカメラでも似たような写真は撮ることができそうです。
じつはインスタントカメラでの再現をする方法が発見されています。これを引用したいと思います。
ついでにアステカの祭壇の人為的な写し方も書いておきます。
引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1470158294
用意する物…35mm版のレンズ付きカメラ(写るんですタイプの使い捨てカメラ)
※APS方式ではやった事ないので出来ないかも。
手順
とりあえず風景でも人物でも良いからフィルムエンドまで撮りきる。
自分でカメラを覆う紙を破棄する→プラスティックのボディーのみの状態にする。
ボディーは、はめ込み式になっているので、若干だけ本体に隙間を開ける。ここが ポイントで完全に開けるのではなく、10〜20ミリだけ隙間をあけ、次の瞬間にすぐ閉じる(←大事)。
要はこの行為によって、フィルム上の最後の撮影済みのコマに光を斜め方向から感光させる事ができる(チカラ技での多重露光)。
ボディーをきちんと元に戻してから(光が入りそうな場合はテープで止める)、フィルム巻き上げダイアルを「巻き上げ限界点」からさらに無理やり回し、負荷がなくなるまで回しきる。これで外に出ていたフィルム(最後のコマ)が、完全にフィルム本体に入る。
今度は完全にカメラ本体のはめ込みを解除し、フィルム本体を外に取り出す。
フィルムを写真屋に持ち込み、現像・プリントを依頼する。
本物のアステカの祭壇は、遺構・遺跡がのこされているので、その形は今でも見ることができます。また、アステカ文明が残した絵画でもその形は見ることができます。
上はアステカの史跡です。下はアステカ文明が残した絵画です。
見比べてみるとどうでしょうか。
心霊写真に写っているものは、確かに図形的には下が細くなっていく台形をしているのですが、アステカの祭壇の本物と比べると、形が違うのが見て取れると思います。
あと、全体的に赤くなっているのをいけにえを燃やしている、という風に言われることがありますが、アステカ文明ではいけにえを燃やすのは絵画としては確認できません。(一応、いけにえを捧げた後、火に入れて燃やすという儀式はあったらしいですが・・・)
このことから、霊能者は別にアステカ文明に通じているわけではなかった、ということがうかがえます。
アステカの祭壇は、人身御供にに買われたというのは事実です。
しかし、これは当時太陽信仰をしていたアステカの人々が、いけにえを捧げないと太陽が滅ぶという信仰をしていたことがきっかけです。
また、いけにえになるのは名誉なことであるとされ、丁重に扱われてというのが実態だったようです。
それが500年近く後の時代の、距離的にも離れている日本で呪いとして現れるというのがいまいちつながりません。
この写真はアンビリバボーの心霊写真特番が終わった原因ともいわれることがあります。
あるいは、ほかのテレビ局も相次いで特集したところ、霊能者から苦情が入り、他のテレビ局でも心霊特番が終わっていったという説もあります。
これについては、話がゆがんでで伝わったものと解釈できます。
上述の通り、噂ではクレーム内容は「こわすぎる写真」「怖いものを放送するな」みたいなものだったといわれています。
しかし、実際に寄せられたクレームは「ひどい写真」「インチキを放送するな」というものだったようです。
つまり、カメラで再現できることを知っていた、技能のある人から見れば、部品が移りこんでいることはすぐにわかります。それが心霊扱いになっていることに怒りを覚えてクレームを入れた、というのが真相と推測できます。
これが歪曲して、「こわすぎる写真」「怖いものを放送するな」という風に尾ひれがついっていったと推測できます。
これ以降、確かに、心霊写真特番は下火になっていった、というのは事実のようですが、それにはあまりひどいクオリティの写真、バレバレの写真はもはや出せなくなったというテレビ局の判断が働いたものと思われます。
古代の遺跡に無理やり結び付けるにしても、せめて形は一致しているような遺跡を選んでおけば、もう少し信ぴょう性は出たかもしれませんね。