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アキネーターは、ネット上で使える人名当てクイズのようなデータベースシステムです。ここでは、その意味を解説していきます。また、魔人の名前やその元ネタなどについても解説します。
akinator、日本語ではアキネーター、またはアキネイターとは、ユーザーに質問をしていきながらそれをヒントに思っている人物を当てる、という有名なツールです。
アキネーターとは、どういう意味なのでしょうか。
英語で書くと、「akinator」となっています。
実はこの単語は、そのままでは英和辞典や英英辞典にも載っていません。ですが分解すると、意味が見えてきます。
akinator = akin + ate + er という風に解釈することができるので、このように分解します。
最初のakinは、「~と同種の」「~に似ている」などの意味があります。これは「akin to ~」という形で使われることが通例なようです。
例文では、「what he felt was akin to pity than love.(彼が感じたのは愛というよりは哀れみに似ていた。)」などがあります。
そして、ateは「~する、させる」という意味の接尾辞であり、akinateで同じものにさせる、という風に意味が取れます。(ただし、akinateという単語も辞書にはありません。)
erはもちろん「~する者」という意味の接尾辞となっていると考察できます。
つまり、アキネーターの意味とは、「ユーザーが考えていることと同種の事柄を当てる装置」、という意味である、ということがわかります。
アキネーターは、魔人に当ててもらうという形をとっています。
実はこの魔人にも、名前がついています。まあ、名前といっても、「Akinator」がこの魔人の名前です。
根拠としては、英語版の公式ページのタイトルには、「Akinator, the mind reading genie」とあります。
ここで「genie(ジーニー)」というのは、魔人、という意味の一般名詞です。ジーニーといえば、アラジンと魔法のランプに出てくる魔人の名前でもあります。
したがって、名前はアキネーターで、心を読む魔人、という意味だと分かります。
genieのほうは、もしかするとgenius、つまり天才とかけているのかもしれませんね。
もう一つ名前の根拠としては、公式が用意している背景となるエピソード「The fabulous story of Akinator」があげられます。これはこのページで読めます。
このページのアキネーター登場の場面ではアキネーターは挨拶として「やあ、私は有名なアキネーター」と名乗っています。
上で挙げたページには元ネタと思わしき事柄についても解説がされています。
ランプを3回こすってみたら魔人が登場した、ということは、当然アラビアンナイトに出てくる魔人をモデルにしたことは明らかです。
また、見た目的にもターバンを巻いているなど、イメージ通りの魔人といった感じです。
アキネーターにもかなり凝った背景の設定があることがわかりました。