お札のデザインには、隠された意匠があるということが都市伝説などでは有名です。ここでは、新札(新紙幣)のデザインにもプロビデンスの目などがあるのかを調査してみました。
お札のデザインに関する都市伝説
お札には、デザインに隠されたシンボルがあるというのが都市伝説のテーマとしてたまに取り上げられることがあります。
これは日本のお札だけではなく、アメリカのドル札などでも言及されることがあります。
有名なものでは、日本の現行の1000円札、野口英世に関するものです。
千円札を裏返して透かして見ると、富士山の頂上のあたりに(透けて出てきた野口英世の)目が現れ、これが有名な「プロビデンスの目(万物を見通す目、神の全能の目)」になっているというものです。
新札(新紙幣)が発行が迫っているということで、新札にもこのような隠れたシンボルがありそうかを調査してみました。
新札にもプロビデンスの目はある?
新札にもプロビデンスの目はあるのでしょうか?
これを調べるには、新札の画像を表面、裏面と2枚用意し、反転したうえで透過率を下げて重ねるとわかります。
新千円札にプロビデンスの目が出てくる
ペイントソフトで新札の画像を透過して重ねると、それぞれ以下のようになります。
ここで注目したいのは一番下の新千円札です。新1000円札の北里柴三郎の目が、裏面の葛飾北斎の波にかぶってきます。
その様子が、三角形に目がついているのでまるでプロビデンスの目のように見えるではありませんか!
拡大してみると、より分かります。
一番大きな波の先端の黒い部分に目がかぶっていますね。
割と三角形のデザインが新札の裏にあれば出てきそう
今回調べてみて気づくのは、プロビデンスの目がお札に出てくるには
人物の肖像(表)+上が尖っているような物体(裏)=透かして見るとプロビデンスの目
みたいな法則というか、条件がみられるというものです。
一万円札ももう少し裏面の建物の屋根が渋沢栄一の目にかぶっていれば、プロビデンスの目っぽく見えなくもないです。
お札には人物の顔が基本的に表に採用されます(これは顔のデザインが複雑であるがゆえに偽造されにくいためでもあります)。
そして、裏面は何かしらの風景や建築物であることが多いです。建築物だった場合、上のほうが尖っているのはほぼ当然の図案になります。
なのでデザインとしては割と現れやすいのかもしれませんね。
まとめ
- お札のデザインには、隠されたシンボルがあるという都市伝説がたびたび言及される。
- 新札(新紙幣)のデザインにも、新千円札では北里柴三郎の目と波がかぶってプロビデンスの目のようなものがでてくる。
- 人物の肖像と上が尖った物体の組み合わせだとプロビデンスの目が出てきやすい、という見方ができる。
新しいお札のデザインにはどのような新しい都市伝説が出てくるのかちょっと楽しみです。ほかにも折りたたんでみたりとか、バリエーションはいくつか考えられます。