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前回は世界一画数の多い漢字について解説しました。反対に、世界一画数の少ない漢字も当然存在します。ここでは、それらをまとめました。調べてみると意外と多いことがわかります。
画数は1以上なので、もちろん、世界一少ない画数というのは1画になります。よって、一画の漢字をいくつか集めました。
見たことのない漢字も意外とあります。
以下では漢字が登録されていないものもあるので一部、別の記号などで代用しています。また、適宜イラストも用いています。
一は言わずもがな、一画の漢字といわれて誰もがこれを連想するでしょう。
意味は数字の位置であることはもちろんですが、意外なところではものごとのはじめや、独自の優れたという意味合いもあります。
横棒で一画の漢字があれば、縦棒で一画の漢字も当然あります。
これは「コン」と呼んで、意味はすすむ、あるいは退くという意味合いになります。
この縦棒の部首としての意味は、中などの縦に貫く意味を表します。
なんと、「、」にしか見えない漢字も存在します。
これは「チュ」とよんで、意味はともしびを表しています。
また、この「、」というのは、小さなものや注目すべき一点を示しているようです。
日本限定の使用法ではありますが、古くは「也」の略語としても使われました。
これは左へ払う形の縦棒です。見た目は大文字のジェイ、あるいはひらがな「し」の鏡文字に似ています。
これは読み方はヘツと呼んで、意味は、左へ曲がる・はらう、という意味があります。
下で解説する「へ」(へつ)と合わせて、「Jへ(へつふつ)」という熟語で左右に揺れ動く、という意味があります。
これは右へ払う形の縦棒です。見た目はひらがなの「へ」に似ています。
これは読み方はヘツと呼んで、意味は、左へ曲がる・はらう、という意味があります。
乙は一画の漢字としてよく見かけますね。この漢字を見て、確かに一画で×感じだなと再認識した人も多いのではないでしょうか。
また、一画の漢字の中では書いた際の総距離(?)は一番長い文字だと思われます。
意味を調べると、十干の一つである「きのと」を表すという意味や、順位の二つ目という意味もあります。
ネットスラングとしては「お疲れ様」の意味でも使われます。
変形型として「L(礼の右側のような形)」と書いても乙と読むことがあります。
最後に出てくる一角の漢字は「」(左にはねる縦棒)」と書いて、「ケツ」と読むものです。
これは鉤を意味する漢字です。
画数の短い漢字というのもまじめに調べてみると結構面白いです。