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100メートルの世界記録として、男子部門につづいて、意外と知られていない女子の記録もランキング形式で見ていきます。日本人の記録も載せています。ランキング1位は動画も載せています。
女子の世界記録は、いまだ10秒の壁を破る選手は現れていません。また、現状の世界記録が長らく破られていない状態でもあります。
1位はフローレンス・グリフィス=ジョイナーの10秒49です。この記録は、1988年に達成されました。
ここからわかりますが実に30年以上破られていない記録でもあります。
この日にはほかの競技で追い風参考記録が出る中で100メートルの風速計が無風だったことから、風速計が故障していた説や、フローレンス・グリフィス=ジョイナーの見た目の変化などから薬物使用疑惑が残るなど、なぞの多い記録でもあります。
フローレンス・グリフィス=ジョイナー自身がすでに亡くなっていることもあり、真相は不明なままです。
2位はエレーン・トンプソンの10秒54です。この記録は2021年に達成されました。
世界記録からは0.05秒ともう少しのところまで迫っています。(実際のところ陸上における0.05は数値以上に大きな差でもありますが・・・)
エレーン・トンプソンはジャマイカの選手であり、ジャマイカ勢が女子でも強いことを証明しています。
3位はシェリー=アン・フレーザー=プライスの10秒60です。この記録は同じく2021年に達成されました。
日本人女子の記録では、いまだに10秒代も現れていません。いわば「11秒の壁」が存在しているような状況です。
1位は福島千里選手の11秒21です。この記録は2010年に達成された記録です。
つまり、日本記録もここ10年では破られていないことになります。
2位は兒玉芽生選手の11秒24です。この記録は2022年に達成されたものです。
トップ3では唯一の2020年代の記録であり、今後も記録が伸びてくることを示唆するものでもあります。
3位は高橋萌木子選手の11秒32です。この記録は2009年に達成されたものです。
女子の日本記録の達成念を見てみると、2010年までの記録が、2020年ころの記録と比べて多いことがわかります。
世界で最初に10秒の壁を破る女子選手もいつかは現れると思われますので、注目の競技です。